Zホールディングス(以下、ZHD)傘下のヤフーは本日9月7日、Oath Inc.およびOath Holdings Inc.との間において、日本におけるヤフージャパン ブランドの買取や「ヤフージャパン ライセンス契約」の終了を合意する最終契約を締結したと発表した。

同契約に基づき、「ヤフージャパン ライセンス契約」に基づくロイヤルティの支払いは終了。

また、基本契約において締結済みの以下の条件等についても変更はなく、今後、ヤフージャパン ブランドの譲渡にかかる具体的な手続きをもって一連のプロセスが完了するとのことだ。

■同契約の概要

・Yahoo!およびYahoo! JAPANに関連する日本での商標権の取得
・従来の技術ライセンスの対象一式を永久に利用する権利と関連するサポートの取得
・ZHDグループ内での日本におけるブランド使用および技術の利用
・「ヤフージャパン ライセンス契約」の終了
・上記に対する対価は1,785億円

なお、同契約に基づき取得する商標権に該当する無形資産は、連結財務諸表上はIFRSを適用していることにより、耐用年数を確定できない無形資産に区分することが見込まれているという。

従って、2021年4月28日に公表した2021年度通期ガイダンスへの影響は直ちにはないが、中長期的には企業価値の向上に資するものと考えているとのことだ。また、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに発表するとしている。