横浜DeNAベイスターズとKDDIは、横浜スタジアムで開催される主催試合において、好きな視点へ自由に切り替えながら試合を観戦できるアプリ「ベイスターズプライムカメラ powered by au 5G (β版)」(以下、ベイプラ) を2021年9月7日から提供開始すると発表した。

ベイプラでは、球団独自の合計10台以上のカメラによって試合ごとにテーマを決めて特定の選手を追い続ける視点や全体の守備位置を確認可能な俯瞰視点、グラウンドに立っているかのような臨場感のある視点など、今まで観ることができなかった多視点映像を好きな視点へ自由に切り替えながら試合を観戦するとこができる。

横浜DeNAベイスターズとKDDIは2019年8月にビジネスパートナーシップを締結。

両社は、新型コロナウイルス感染症の影響により横浜スタジアム現地での野球観戦が制限されるなか、先端テクノロジーを活用し、自宅にいながらスタジアムの雰囲気を味わい試合観戦を楽しめる「バーチャルハマスタ」などの取り組みを実施してきた。

コロナ禍においてスポーツ観戦の形が変化するなか、横浜DeNAベイスターズではオンライン環境を活かした新しい野球観戦を検討するとともに、応援が一部規制される球場での野球観戦においても、ユーザーにより楽しんでもらえる観戦体験の提供に取り組んでいきたいと考えているとのことだ。

またKDDIは、横浜DeNAベイスターズが抱えるこれらの課題に対してau 5Gや多視点映像の配信技術など先端テクノロジーを活用したスマートスタジアム化による新サービス開発に向けたサポートを行うとしている。

ベイプラでは、今まで観ることができなかった球団独自の多視点映像を通して、新たな野球観戦体験を提供。

また、今後は、過去の試合映像などが観られるオンデマンド配信、ファン同士やファンと解説者が交流できるコメント機能などの機能拡張を予定しており、ユーザーが臨場感と一体感を感じることができるサービスを目指していくとしている。

■「ベイスターズプライムカメラ powered by au 5G (β版)」について

1.概要

横浜スタジアムで開催される横浜DeNAベイスターズの主催試合において、球団独自の多視点映像を活用し、横浜スタジアムや自宅からユーザーの好きな視点で試合観戦が楽しめるアプリ。

(1)多視点映像機能
球場内に新設された10台以上の球団独自カメラによる多視点でのライブ映像をユーザーの好きな視点へ切り替えながら視聴することができる。

多視点映像の例
バックネット裏カメラ (3台):投手・打者・特定選手の追尾
1塁側カメラ (3台):投手・打者・特定選手の追尾
3塁側カメラ (3台):投手・打者・特定選手の追尾
スタンド上部カメラ (2台):グラウンド全景・内野全景
イベント特設カメラ (1台):マスコットによる手持ちカメラなどの映像

(2)プッシュ通知機能
試合開始時と試合展開に応じたリアルタイムでのプッシュ通知により、試合が大きく動く重要シーンの見逃しを防ぐという。

(3)解説音声機能
横浜DeNAベイスターズOBによる選手が打席に立った際の肩の上がり方など、些細な仕草による調子を見極める解説や守備シフトの解説のほか、OBならではのベンチやブルペンでのエピソードなどが楽しめる。

2.対象試合

横浜スタジアムにおける横浜DeNAベイスターズ主催試合
なお、SMBC日本シリーズ2021に進出した際の提供予定はないとしている。

3.提供料金

2021年シーズンはβ版につき無料で提供。
2022年シーズン以降は、一部機能を有料化にて提供予定。料金は決まり次第の発表となる。

4.提供開始日

2021年9月7日
なお、アプリダウンロードは2021年9月6日から、映像配信は2021年9月7日の試合開始前から提供開始。

5.利用方法

「ベイプラ」アプリをダウンロード後に利用可能。