エミレーツ航空は、エアバス社から最後のA380型機を2021年11月に受領することを発表した。
当初は、2022年6月に最終機を受領する予定だったが、納期が前倒しされ2021年中に受領することになったとのことだ。
今回受領する3機のエミレーツA380には、プレミアム・エコノミー客室が搭載されるほか、ファーストクラスではプライベートスイートやシャワースパ、ビジネスクラスではフルフラットシート、機内ラウンジなど、最新のエミレーツA380の客室インテリアおよび代表的な機能が装備されるという。
また、全クラスの利用者は、エミレーツ航空の機内エンターテインメントシステム「ice」を利用することができるとしている。
2021年11月に受領するA380を含めると、エミレーツ航空が保有するA380型機は合計118機に上り、その内プレミアム・エコノミークラスの座席が備えられている4クラス仕様のA380は計6機となるとのことだ。
世界的に新型コロナウイルスのワクチンが普及し、渡航制限が緩和される中、エミレーツ航空は2021年10月以降、ドバイから多くの渡航先に向けてA380型機を運航する予定としている。
現在、4クラス仕様のエミレーツA380は、ドバイ国際空港とロンドン・ヒースロー空港およびパリ・シャルル・ド・ゴール空港を結ぶ路線で運航。
快適なプレミアム・エコノミークラスは、美しいクリーム・レザー・シートで足元にゆとりがあり、現在は出発当日に一部の利用者を対象にアップグレードで提供しているという。
なお、エミレーツA380の他のシグネチャーであるファースト、ビジネスおよびエコノミークラスの客室は、エミレーツ航空のホームページおよび旅行代理店を通じて予約可能とのことだ。