ジェイアール東日本都市開発は、無人販売サービス「EKIPICK MART(エキピックマート)」の実証実験を2021年8月16日から2021年9月30日まで実施することを発表した。

同実験ではゴールデンバーグのAI搭載型無人販売機「SMARITE(スマリテ)」を利用し、エムアイフードスタイル(店舗名:クイーンズ伊勢丹)の厳選した食品を販売するサービスとして、JR総武線本八幡駅直結の「シャポー本八幡」で行われるとのことだ。

同実験では、専用アプリを利用して素早く、簡単に、キャッシュレスに、購入できる無人販売機「スマリテ」を3台設置し、クイーンズ伊勢丹の厳選した商品を始発から終電まで販売。利用者のニーズを把握するため販売商品は順次変更し、今後の事業展開に活かしていくという。

コロナ禍における買い物時間の短縮や商品の非対面販売・受け取りへの対応、店舗のオペレーション軽減やフードロス削減に加え、営業時間短縮に伴い店舗が早く閉店した後においても食品を買うことのできるサービスとして検討していくとのことだ。

AI搭載型無人販売機「SMARITE(スマリテ)」

実証実験概要

「EKIPICK MART(エキピックマート)」
「EKIPICK MART(エキピックマート)」は、ジェイアール東日本都市開発が検討している、駅ビルの営業時間外においてもお弁当やスイーツなどの食品を無人販売するサービス。今回はゴールデンバーグの「スマリテ」を利用して無人販売の検証を実施。 

●AI搭載型無人販売機「SMARITE(スマリテ)」
ゴールデンバーグが提供する「スマリテ」は、厚生労働省が定める「HACCP」に沿った衛生管理への対応に加え、特殊なアルゴリズム解析による物体自動識別技術により、ショーケースから取り出した商品を各商品に取り付けたRFIDから自動で識別。

ドアを閉めるとQRコード決済アプリPayPayにて「自動」で決済して購入が可能な無人販売機としている。

国内初の無人運営システムとして、遠隔の温度管理や在庫管理などに加え、消費期限管理や売価の変更なども遠隔で管理できるシステムを構築しているとのことだ。

【左】自動識別、自動決済の仕組み【右】利用可能決済アプリ

●利用方法

1.スマリテアプリから「開く」ボタンを押してスキャンモードにする
2.扉のQRコードをスキャンすして鍵を解除し、扉を開ける
3.商品を取り出す
4.扉を閉めて立ち去る

利用方法

実施場所:シャポー本八幡(JR総武線本八幡駅直結)
期間:2021年8月16日から2021年9月30日まで
販売時間:初電から終電まで
販売店舗:クイーンズ伊勢丹
販売商品:菓子、果物、乳製品、加工食品など期間中に一部販売商品を変更
販売場所:シャポー本八幡2階 JR本八幡駅中央改札側出入口周辺(東京駅方面)

設置場所地図