Googleは、新型コロナウイルスのワクチンに関する正確でタイムリーな情報を見つけやすくするために、Google マップとGoogle 検索でワクチン接種会場や地域の情報の表示を開始したと発表した。

いまだに多くの不安や不確実性が残されている新型コロナウイルス感染症ですが、短期間で複数のワクチンが開発されたことで、予防接種の取り組みが進んでいる。

パンデミックにおいて、Googleは安全と健康を維持するために必要な情報をみつけるための支援や中小企業を始めとするローカルビジネスへの支援を行ってきた。現在、厚生労働省は予防接種の取り組みを強化しており、Googleはそうした活動を支援するために、様々な取り組みを行っているという。

Googleは今回、この取り組みの一環として、Google マップと Google 検索でワクチン接種会場や地域の情報の表示を開始したとのことだ。

Google マップ と Google 検索で信頼できる情報と地域の予防接種会場を見つける

ワクチンに関する正確でタイムリーな情報を得られるようにするため、Google 検索の情報パネルの提供を40か国以上、数十の言語に拡大。

また、ワクチン接種資格と接種期間を簡単に知ることができるよう、厚生労働省からの情報やニュース、地域の行政機関、厚生労働省や内閣官房などからの情報を表示している。

Google マップでは、防衛省が提供する大規模接種センターおよび厚生労働省のコロナワクチンナビに登録されているワクチンが接種できる 3 万件以上の医療機関の情報を基に、近隣のワクチン接種会場を表示している。

表示される情報には、一般向けまたは予約が必要かどうか、利用が特定の集団に限定されているかどうかなどの詳細が含まれるとのことだ。

予防接種会場に関する情報の収集と利用において、Googleは、防衛省や厚生労働省を含む政府機関などの信頼性の高い情報提供者と協力している。

また、ワクチン接種場所、予約に関する関心が高まり、医療機関へのワクチン接種に関する問い合わせが増えているという。

そこで、医療機関向けに、Google マイビジネスと Google フォームを活用して、オンライン上で、無料でワクチン在庫や接種対応状況を発信したり、ワクチン接種キャンセル待ち受付フォームを作成する方法を紹介している。

Googleでは、今後も新たな製品や機能追加を通じて、必要なタイミングで正しい情報にアクセスできるよう支援を続けていくとしている。