LIFULLは、初となる企業版ふるさと納税を活用し、石川県珠洲市に寄付を行うと発表した。
同財源は珠洲市まち・ひと・しごと創生推進事業である、地域課題の解決を目標にした新事業の創出プロジェクト「能登SDGs新事業プロジェクト研究」(以下、同研究)に活用され、LIFULLの社員1名が研究員として参加。
同研究は、能登SDGsラボ主催・学校法人先端教育機構事業構想大学院大学 事業構想研究所の運営で、2021年6月から翌年2月までの9か月間行われる「地域課題解決に資する新事業」の開発を目指す研究会。
研究員は関東圏からの参画企業、珠洲市の自治体職員・地域企業から構成され、事業構想計画書の作成と珠洲市をフィールドに実証実験を行う予定であるという。
今回、事業を通じて社会課題の解決に取り組むLFULLグループと珠洲市におけるSDGsの推進による地域課題の解決を掲げた同研究の取組みとの親和性が高いことから、企業版ふるさと納税先として珠洲市を選定。
2020年11月より、珠洲市にLivingAnywhere Commons能登珠洲がオープンしており、地方創生を中心に多種多様な人々との更なるコラボレーションが生まれることを期待しているとしている。
今後も同社が取り組む社会課題解決との親和性が高い事業を行う自治体と連携し、企業版ふるさと納税を活用する予定であるとのことだ。
■「能登SDGs新事業プロジェクト研究」とは
主催:能登SDGsラボ
運営:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
期間:2021年6月~2022年2月
会場:石川県珠洲市/オンライン
概要:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、テーマに基づき、研究参加者の新たな事業構想と構想計画構築を行う研究会。
特徴:
1:イノベーションを体系化した唯一のプログラム
新事業の開発を目的とした日本で唯一の大学、事業構想大学院大学の教授陣が、イノベーションに関する豊富な知識や方法を提供し、事業評価や計画を精緻に策定。
2:経営資源を活かし、実践的な事業を構想
顧客開発など構想計画も、経営資源を活用した実現性が高く独自性の強いものを構築。
3:最先端分野の有識者、第一人者とのネットワーク
事業構想大学院大学がネットワークを有する、SDGs や共創などの最先端分野における 第一人者(官公庁・有識者・実践者 ・学術者・起業家 から、 ゲスト講師を招聘し、 イノベーション支援を行うという。
4:自治体をも巻き込んだ異業種との共創
研究会は企異業種(関東圏企業・珠洲市の職員・地域企業)の研究員で構成される。自社の業界領域を超えた、新たな価値創造を加速。
LIFULLグループは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、より多くの人の暮らしを安心と喜びで満たす、住生活情報サービスを提供していくとしている。