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ウェザーニューズは、熱中症の予防や対策に役立ててもらうため、「ウェザーニュース」アプリ(iOS版、Android版)の熱中症情報をリニューアルし、提供を開始したとのことだ。
新しい「熱中症情報」では、1kmメッシュでWBGTを算出し、ユーザーの現在地の熱中症危険度を、ピンポイントで予報。
また従来、一年中全国一律だった熱中症危険度のランク分けを、WBGTと熱中症患者搬送者数との分析結果から独自に再設定し、時期やエリアに適した熱中症危険度の予報が可能となっている。
「熱中症情報」では、48時間先まで1時間ごとの熱中症予報と、週間熱中症予報を確認することができ、水分補給や塩分補給、適切な冷房の使用などの熱中症対策や、帽子や日傘、冷却スプレーなど、事前の熱中症対策グッズの準備などに便利であるとのことだ。
特にマスク着用時は喉の渇きを感じにくく、定期的な水分補給など意識的な熱中症対策が重要であるとしている。
「熱中症情報」をリニューアル
近年、“災害級の暑さ”など、極端な暑さによって熱中症患者搬送者数が著しい増加傾向にあり、熱中症に対する予防や対策の強化が今まで以上に求められている。
特に今年の夏(7月〜9月)の気温は、広範囲で平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になる見通し。さらに7月上旬から梅雨明けする地域が多く、梅雨明けが遅かった昨年や平年よりも暑い期間が長くなり、熱中症対策が必要な期間も長くなりそうであるとのことだ。
ウェザーニューズでは、今夏の熱中症の予防や対策に役立てていただくため、「ウェザーニュース」アプリの「熱中症情報」をリニューアルしました。新しい「熱中症情報」では、3つの点が新しくなっています。
(1) 時期・エリアによる熱中症発生傾向を考慮した新しい熱中症危険度を採用
まだ暑さに慣れていない5〜6月と真夏とでは、同じ気温でも熱中症のなりやすさが異なる。また、住んでいるエリアによっても暑さへの耐性が異なるという。これに対し、従来の熱中症危険度は、一年中全国一律の基準でWBGTの値をランク分けしており、時期やエリアによる熱中症の発生傾向の違いは考慮されていなかったとのことだ。
今回、過去の熱中症患者搬送者数とWBGTとの関係を分析し、分析結果から熱中症指数のランク分けを独自に再設定。時期やエリアに適した熱中症危険度で、熱中症の予防や対策が可能になるとのことだ。
(2)熱中症予報を1kmメッシュに高解像度化
ウェザーニュースの高解像度な気象データを用いて、WBGTを1kmメッシュで算出し、算出したWBGTを基に、熱中症危険度を表示。解像度を細かくすることで、地形などその場所の条件をより正確に加味した予報が可能になるという。ユーザーが今いる場所の熱中症危険度を、ピンポイントで予報。
(3) 週間熱中症予報を追加
1週間先までの熱中症危険度が確認できる週間熱中症予報を追加。レジャーやスポーツなどの計画、熱中症対策グッズの事前準備などに役立つとのことだ。
「熱中症情報」は、アプリ「ウェザーニュース」のメニュー、「自然・季節・健康」カテゴリから利用している。
なお、自宅や勤務先などよく見る場所を「マイ天気登録」しておくと、アプリを起動してすぐに予報が確認できる。