アイリスオーヤマは、職域での新型コロナウイルスワクチン接種を開始する政府の発表方針を受けて、ワクチンの職域接種に協力する方針を決定した。
東京や大阪を含む10都道府県を対象にした緊急事態宣言の発出を受けて、新型コロナウイルスの感染拡大を抑止する観点から、ワクチン接種のスピード化が求められているという。
同社は、政府の方針に従った運営体制や自治体、医療従事者と協働した上で、全国主要拠点での安全な接種環境の実現に向けて準備を開始する。
また、感染状況に応じて順次、接種拠点の拡大を検討するとしている。
アイリスグループ従業員および家族の接種後には、ワクチンの確保と職域接種による接種対象範囲を確認した上で、地域住民に向けた接種環境を無償で提供することも検討しているとのことだ。
開始予定日は、2021年6月21日。接種候補地は、全国主要拠点。
対象予定者は、国内勤務のアイリスグループ従業員および家族の接種希望者。
同社は、今後も新型コロナウイルス感染拡大の早期終息に向けて、行政ならびに業界団体と連携を図りながら、政府目標の「1日100万回接種」実現に向けた必要な支援を行っていく方針を示している。