メルカリ、多様な人材活躍へ人事制度「merci box」に卵子凍結・0歳児保育支援を試験導入

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メルカリは「世界的に競争力のある組織」を目指し、多様な人材が活躍できる環境を創るため、「卵子凍結支援制度」、「0歳児保育支援制度」の2つの制度を2021年5月1日より「merci box（メルシーボックス）」に新たに試験導入すると発表した。

また、併せて休暇制度「Sick Leave（シックリーブ）」（社員本人の病気・ケガを事由とした休暇を年10日間、有給休暇とは別に付与する制度）の対象範囲も社員本人だけでなくペット、パートナーも含めた家族まで拡大するとのことだ。

merci boxは、メルカリの社員が「Go Bold（大胆）におもいっきり働ける環境」をより充実させていくため、2016年2月に導入した人事制度。

以来、merci boxでは、「妊活の支援」や「認可外保育園補助」のほか、休暇制度「Sick Leave」の導入など、アップデートを重ねながら制度を拡充してきたという。

今回、新たに試験導入予定の「卵子凍結支援制度」は、採卵、凍結保存などの卵子凍結に関する費用を負担するもの。

また、「0歳児保育制度」では子が満1歳になるまでの認可・認可外保育園およびベビーシッター利用に関する費用の補助をするという。これらの制度は働き方が多様化する社会において、社員がキャリア形成やライフプランを考える上で、より幅広い選択肢を提供することを目的としている。

特に「卵子凍結制度」は海外の大手IT企業を中心に社員の選択肢を増やすために、積極的な支援が行われている。メルカリはこれらのライフイベントに応じたサポート制度の拡充を通じ、より多様な人材が活躍できる環境を創り、将来への不安を取り除くことで社員のGo Boldな活躍を後押しするとのことだ。

「merci box（メルシーボックス）」追加制度の概要

【内容】
卵巣刺激、採卵、麻酔、凍結保存、凍結卵子融解、凍結保存延長、検査など卵子凍結に関する費用（妊活サポートの一環として200万円/子を上限として利用可能）

【対象者】
全社員（社員の配偶者・パートナーも含む）

【時期】
2021年5月1日より試験導入

【内容】
社員が育休から復帰し、子が満1歳になるまでの認可・認可外保育園およびベビーシッター利用に関する費用の補助（10万円/月）

【対象者】
全社員（社員の配偶者・パートナーも含む）

【時期】
2021年5月1日より試験導入

またこの度、上記2つの制度の試験導入に加え、2019年7月に導入した休暇制度Sick Leaveの対象範囲も社員自身だけでなく、ペット、パートナーも含めて大切な家族もケアできるよう、対象範囲を拡大。

【変更前の制度内容】
社員本人の病気・ケガを事由とした休暇を年10日、有給休暇とは別に診断書などの証明書は原則不要で付与

【変更後】
社員本人の病気・ケガに加え、自身の大切な存在である家族（ペット、パートナー含む）の病気・ケガを事由とした休暇もSick Leaveの対象範囲に。

【対象者】
全社員

【時期】
2021年5月1日より

メルカリはこれまでもmerciboxをはじめとした人事制度を通じて、多様な人材が活躍できる環境を整えてきたという。今回の制度拡充に際し、これまでの利用実績をまとめたインフォグラフィックを公開。

今後もメルカリは、merci boxはじめ様々な取り組みを通じて、多様な人材が活躍できる環境の実現を目指していくとしている。