デルタ航空は、2021年5月2日より、東京国際空港(HND)発ロサンゼルス国際空港(LAX)行きの便を再開すると発表した。

運航頻度は週3便で、機材は、デルタ・ワン・スイート、デルタ・プレミアムセレクト、デルタ・コンフォートプラス、メインキャビンを設置した最新ワイドボディ機のエアバスA330-900neo 型機を使用。

デルタ航空では、現在羽田からデトロイト、アトランタ、シアトル行きの便を運航しており、4月には名古屋-デトロイト行き便を再開したという。

羽田―ロサンゼルス便の再開により、夏季に向けて日米路線の強化を図るとのことだ。

運航スケジュールは、新型コロナウイルスの感染拡大状況、旅行需要および政府の渡航規制により変更される可能性があるとしている。

デルタ航空は、搭乗客と従業員の安全と健康を最優先に考え、何層もの保護対策を実施。これには、頻繁に触れる表面の定期的な消毒や、機内で使用している工業グレードのHEPAフィルターを、メーカー推奨の2倍の頻度で交換することなどが含まるとのことだ。

また、デルタ航空の安全衛生対策の基準である「デルタ・ケアスタンダード」を通じて、利用客により安全な旅行を提供するとともに、フライトを楽しんでもらえるよう機内エンターテイメント・プログラムを刷新したという。

さらに、Fly Deltaアプリや機内に非接触テクノロジーを導入し、年内には高速Wi-Fiを機内に搭載する計画であるとのことだ。

デルタ航空は、10年前にロサンゼルスのプレミアム・エアラインになることを約束し、5月時点でロサンゼルス空港に乗り入れている航空会社のなかで、最多の便を最多の目的地に向けて運航し、最多の座席数を提供。

ロサンゼルス空港は、デルタ航空にとって最も重要なハブ空港の一つであり、世界的なパンデミックからの回復に向けて、利用客の需要に応じたサービスを引き続き提供するとしている。

デルタ航空とロサンゼルス国際空港公団(LAWA)は、第2・第3ターミナルの改装とトム・ブラッドリー国際線ターミナルを連結する「デルタ・スカイウェイ」の設置を含む18億6千万ドル規模のターミナル・プロジェクトを前倒しすることを発表。

当初の予定より18か月早い2023年半ばに完成する見込みであるとのことだ。

この「デルタ・スカイウェイ」プロジェクトは、デルタ航空が総額120億ドル以上を投じて、ハブ空港であるアトランタ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソルトレイクシティ、シアトルで進めている空港改築プロジェクトの一環。

ロサンゼルス空港公団とロサンゼルス市との協力により進めている総額140億ドル規模のロサンゼルス国際空港近代化プロジェクトは、デルタ航空が設立パートナーを務める2028年ロサンゼルス・オリンピック・パラリンピック大会までに完了する予定であるとしている。