NTTテクノクロスでは、「次世代育成対策推進法」および「女性活躍推進法」に基づき、2021年度から2年間を計画期間とする「一般事業主行動計画」を策定したと発表した。

「ダイバーシティ&インクルージョン」をNTTテクノクロスの重要な経営戦略の一つとして位置づけ、社員一人ひとりが自分らしくイキイキと働くことができ「多様な個性が輝く会社」の実現を推進している。

これまでも、スーパーフレックスタイム制や在宅勤務制度などによる制度拡充に努めてきたという。また、女性を対象としたキャリアプラン研修の実施など女性活躍の推進に向けた職場風土の醸成を図り、女性が活躍できる機会の創出に取り組んでいる。

今回策定した行動計画は、これまでの次世代育成支援および女性活躍推進を引き継ぐもので、今後も多様な人材が活躍できる環境づくりを推進していくとのことだ。

次世代育成支援対策推進法:第7次行動計画 および 女性活躍推進法:第3次行動計画

計画期間
2021年4月1日から2023年3月31日までの2年間

目標

1.次世代育成支援:

●リモートワークを主たる働き方のひとつとし、これまで以上にメリハリある勤務(オン・オフの明確化)を促すとともに高い生産性の発揮を推進する。

●男性の育児参画については、会社からの勧奨を含め、安定した取得率に向けた風土づくりを実現する。

2.女性活躍支援:

●女性管理職比率の引き上げを図るため、全社女性比率を高めるとともに、女性社員の自律したキャリア形成支援・育成を推進する。

内容

1.次世代育成支援

(1)リモートワークを主たる働き方のひとつとした、新たな働き方を推進。

【数値目標①】
2022年度までのいずれかの単年度において、総労働時間数社員一人あたり平均1,800時間台(前半)/年を達成

【数値目標②】
2022年度までのいずれかの単年度において、リモートワーク率50%/年を達成(総リモートワーク日数÷総実労働日数)
・リモートワーク時の生産性向上ノウハウ共有、課題把握・対策の実施
・計画的な年次有給休暇取得のさらなる促進

(2)男性の育児参画支援に向けた取り組みを推進するという。

【数値目標③】
2022年度までのいずれかの単年度において、男性社員の育児事由休暇取得率90%以上/年を達成(期間内の育児事由休暇取得者数/配偶者出産者数)
・育児関連制度の社内PR活動、および積極的な活用の勧奨
・男性社員へのヒアリングなどを通じた課題の深堀り・対策の実施、休み中・復帰後のキャッチアップに向けた仕組みづくり

2.女性活躍支援

(1)女性活躍の推進に向けた職場風土の醸成を図り、女性が活躍できる機会の創出に取り組みます。

【数値目標①】新卒採用における女性社員比率25%超/年を継続
・採用計画の策定・実施、採用活動における女性応募者へのPR
・自律したキャリア形成支援の推進