電通で、若者と社会のよりよい関係構築を目指すプランニング&クリエイティブユニット、電通若者研究部(以下、電通ワカモン)は、Z世代のインサイトから導き出す未来仮説(フォーサイト)を起点に、あらゆる企業活動のコンセプト開発を支援するプランニングメソッド「Foresight Planning(以下、フォーサイトプランニング)」を提供開始すると発表した。

フォーサイトプランニングでは、電通ワカモンが運営する、Z世代と企業の独自の共創プラットフォーム「βutterfly」を活用し、これからの消費活動を担っていくZ世代の直感や感性から導き出した未来仮説(フォーサイト)に立脚することで、半歩先の未来の価値観や潮流を捉えたプランニングを可能にするという。

電通ワカモンは2017年、多様なバックグラウンドを持つZ世代の学生と企業による新しい形の産学連携型プロジェクトとして、共創プラットフォーム「βutterfly」を発足。

以後、Z世代の既成概念にとらわれない視点や発想と、電通ワカモンのプランニングやナレッジを掛け合わせることで、新規サービス開発・プロダクト開発・組織開発・広告表現開発など、さまざまな領域でコラボレーションを展開している。

フォーサイトプランニングでは、βutterflyに所属するZ世代の大学生とのワークショップや、蓄積されたナレッジを通して、電通ワカモンが未来仮説(フォーサイト)を導き出すとのことだ。

競合分析や顧客分析など従来のマーケティング発想では、正しいけれど面白くない机上の空論のコンセプトになってしまいがちであるという。

フォーサイトプランニングでは、従来のマーケティング発想だけでなく、Z世代のインサイトやn=1の視点から導き出すフォーサイトもよりどころとする。

社会とZ世代の若者の翻訳者として活動してきた電通ワカモンがコンセプト開発を行うことで、半歩先の未来の価値観や潮流を捉え、左脳と右脳のバランスのとれたプランニングを可能にするとのことだ。

<フォーサイトプランニングの3つのステップ>
以下、3つのステップでプランニングを実施。
① 共創プラットフォーム「βutterfly」を活用し、未来仮説(フォーサイト)を構築
② フォーサイトを起点としたコンセプトを開発
③ クリエイティブ開発や継続的なコンサルティング活動を提供(オプション)

<未来仮説(フォーサイト)構築の事例>
「βutterfly」では、2017年より、「これからの『就職』の形」「これからの『身だしなみ』の形」など毎月テーマを定め、所属するZ世代の学生がレポートを提出し、ワークショップを実施。Z世代のインサイトからフォーサイトを導き出している。

<ウェブ電通報でフォーサイトプランニングについて、より詳しく紹介>
フォーサイトプランニングの提供開始にあたり、ウェブ電通報にて電通ワカモンの連載「若者から見える半歩先の未来」を開始。初回として、フォーサイトプランニングを詳しく紹介する記事を公開している。

電通ワカモンは今回、若者と社会の翻訳者として構築してきた知見をフォーサイトプランニングとして体系化。

今後もZ世代の若者と企業、そして社会がよりよい関係を構築できるよう、活動を続けていくとのことだ。