日本マイクロソフトは、同社が「日本に根付き、日本のお客様やパートナー様、そして日本の社会にお役に立てる信頼される会社になる」という想いで社名を「日本マイクロソフト」に変更し、品川本社オフィスに統合移転してから10年、またその直後に発生した東日本大震災から10年の節目を迎えることから、日本マイクロソフト自身の変革と、顧客支援・災害対策支援から学んだ知見を紹介する取り組みとして、「日本マイクロソフト未来につなぐプロジェクト~これまでの10年、これからの10年」を3月9日に開始した。

同プロジェクトは、1.「リスクへの備えパッケージ」の提供(5月中旬開始)、2.事業継続に役立つウェビナーの開催、3.賛同企業・団体と連携したサービス等の提供を含む取り組みであるという。

「日本マイクロソフト未来につなぐプロジェクト~これまでの10年、これからの10年」の概要

「リスクへの備えパッケージ」の提供

日本マイクロソフトが、地震などの災害発生時に自治体やNPOなどと連携して支援してきた活動とマイクロソフトのクラウドサービスを組み合わせた、災害対応やBCP対策で活用できるソリューションを、2021年5月中旬よりGitHubにおいて無償で順次提供を開始。

災害時に必要となる安否確認や避難所管理等の用途において、ローコードやノーコードで個別のニーズに合わせてカスタマイズできるクラウドソリューションであるという。

事業継続に役立つウェビナーの開催

日本マイクロソフト自身がデジタルトランスフォーメーションを推進してきた中で得た学びや、試行錯誤・失敗も含めた経験、業務改革の取り組みを紹介する無償のウェビナーを開催。

2021年3月9日より、Webサイトにてオンデマンドで提供開始し、2021年内にはライブ配信も追加し、全30セッション以上を展開するとしている。

賛同企業・団体と連携したサービス等の提供

同プロジェクトの主旨に賛同した企業・団体とともに、情報提供や支援を行う。9日時点で以下の3団体が参画している。

  • 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM:Center for Global Communications):「リスクへの備えパッケージ」の監修
  • Empowered Japan実行委員会:地方自治体向けトレーニングと災害対策支援セミナーの開催
  • Re-Innovate Japan:BCPソリューションの紹介、「リスクへの備えパッケージ」導入支援