メルカリは、越境ECのインフラ構築サポートを提供するBEENOSグループの協力のもと、中国で最大のECプラットフォームを運営するアリババグループのCtoCマーケットプレイス「淘宝(タオバオ)」およびフリマアプリ「閑魚(シェンユー)」と連携し、中国における越境販売を開始する。

「淘宝」「閑魚」は、いずれもアリババグループが運営するECプラットフォーム。

「淘宝」は中国最大級のCtoCマーケットプレイスであり、あらゆるカテゴリーの商品を網羅的に取り扱っており、「閑魚」は「淘宝」内の中古品取引用サービス「淘宝二手」を起源とし、現在は月間利用者数が9,000万人を超える中国最大のフリマアプリだという。

取引の流れは、「淘宝」または「閑魚」上で中国のユーザーから注文が入ると、BUYEE公式アカウントが「メルカリ」上の商品を代理で購入し、検品・梱包後、中国のユーザーへ発送。

メルカリの出品者は、これまで通りの配送方法と配送料での取り引きが可能。

2020年10月より「淘宝」および「閑魚」にて実証実験を行っており、実証実験においては、開始初日に「メルカリ」の商品が購入される、想定より早く社内目標を達成するなど、中国のユーザーからの確かな需要がわかったという。

また、中国ではライブコマースによる売買が盛んなことを受け、「淘宝」にてライブ販売も実施。

メルカリは、これらの越境販売を通し、中国のユーザーからの需要があったこと、また中国市場のポテンシャルに鑑み、今回中国最大のマーケットプレイスを運営するアリババグループの「淘宝」「閑魚」にて越境販売を開始することを決定するに至ったとのことだ。

今後も中国のユーザーならではの傾向に合わせた施策に取り組むことで、日本国内のユーザーにとってもより売れやすい環境づくりに邁進していくとしている。