国家試験や各種検定の合格を目指す社会人・大学生を対象に、各種講座を提供している資格の大原(社会人講座)は、「通信講座」と「通学講座」の良さを組み合わせたオンライン校を2021年春に開校すると発表した。

人生100年時代に向けた学び直しニーズの増加、兼業・副業の推進、女性の活躍推進といった従来のトレンドに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でWebセミナーや通信教育へのニーズが増しているという。

一方で、目標の達成に向けて学習を最後まで継続していくためには、通学講座で提供されてきた様々なサポートや学習環境が有効なことも事実であるとし、資格の大原(社会人講座)での講座受講を検討している人435名を対象に年末年始に実施したアンケートでも、84.6%の人が「オンライン上で講師とコミュニケーションが取れる授業に参加したい」と回答したとのことだ。

こうしたニーズも踏まえ、リアルタイムのコミュ二ケーションが図れるWebライブ授業や従来のWeb通信講義を進化させた授業など、資格取得の為の学習をより充実させたものにすべく、オンライン校を開校するという。

オンライン校の特徴 ~「通信」と「通学」の良さを融合

【1】 学校に行かなくても、臨場感のある授業が受けられるライブ配信

アンケートでは84.6%の人から「オンライン上で講師とコミュニケーションが取れる授業があったら参加したい」という声が上がったという。

学校に行かなくても好きな場所から、双方向参加型の授業を受けることができ、もちろん、予定が合わなくても、もう一度見たくなっても、オンデマンド視聴が可能。

なお、教室授業にオンラインで参加するタイプと双方向通信にて授業に参加するタイプの2パターンがあるとし、一部の講座・商品はオンデマンド配信のみで、Webライブ授業は行わないとのことだ。

【2】オンライン授業でも一緒に学習するクラスメイトがいる

学習を継続していくためには仲間の存在も重要。

72.2%の人が「同じ資格を目指す人とコミュニケーションを取りたい」とアンケートで回答しており、クラス平均点や正答率などのテスト結果のフィードバックで、同じ資格を目指す仲間、ライバルで切磋琢磨できる環境を提供するとのことだ。

また、受講生同士の横のつながりを形成するイベントも開催。

【3】担任の講師が学習の継続を最後までサポート

自分自身でモチベーションを継続していくのは不安という人も多く居り、アンケートでも42.8%の人が「最後まで学習を継続するためのサポートが欲しい」と回答。

オンライン校では、担任の講師が学習の理解度や進捗を分析し、アドバイス。受講生の「本気」の学習を見守り、サポートするとしている。

【4】不明な点はオンラインでリアルタイムに質問可能

授業の開始前・終了後は講師に質問ができ、授業や学習で不明な点は授業があったその日に解決できるという。

また、他の人の質問を聞くことも可能。学習の進捗にあわせた質問対応日も設定し、個別の質問にも随時対応。

アンケートでは「オンラインでも相談や質問をしたい」と93.3%の人が回答したとのことだ。

【5】個別面談によるサポートも

学習導入時期や試験の直前期など個別に面談し、受講生の学習をサポートし。アンケートでも「一人で学習を継続する自身がない」と回答した人は62.8%。

自分に合った勉強の仕方の相談や、モチベーションを維持していくための機会として活用できるとしている。

なお、現在設定が決定しているのは以下の6講座。今後も随時講座を開講していくという。

3月開講 … 簿記3級
4月開講 … 宅建士(宅地建物取引士)
6月開講 … 公認会計士/情報処理技術者・情報処理安全確保支援士/ケアマネージャー
9月開講 … 社会福祉士受験対策