LIFULLは、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づく、不動産クラウドファンディングの検索ポータルサイト『LIFULL不動産クラウドファンディング』を公開したと発表した。

『LIFULL不動産クラウドファンディング』では、これまで同社が不動産・住宅情報サイト『LIFULL HOME’S』の運営で培ってきたノウハウを活かしながら、投資物件を探す投資家と集客効率を高めたい不特法事業者、双方にとって利便性の高いサイト運営を行っていくとのことだ。

コロナ禍の行動変容に伴い不動産業界においてもDXが進められるなか、不動産の価値そのものをデジタル化することで、小口単位での簡便な購入が可能な不動産クラウドファンディングは今後、社会に広く浸透していくことが期待されているという。

LIFULLは、これまでにセキュリティトークン(ST)を用いた、不動産クラウドファンディング事業者にセカンダリ取引の機能を提供する不動産STO事業を展開している。

今後も不動産クラウドファンディングにおいて、STOを浸透させていくことで、出資持分のセカンダリ取引(2次売買)を含め、デジタル化された不動産を誰もが容易に取引できる社会の実現を目指していくとのことだ。

同サイトの特徴

1.不特法事業者によって登録された不動産クラウドファンディング案件の情報が集約され、情報を提供

2.新着の募集案件を随時投資家にプッシュ通知を行う

3.募集終了後のファンド情報など過去実績も含めたアーカイブを公開

不動産投資は、株やFX等と比較して短期的なマーケット変動の影響を受けにくい不動産が投資対象となるため、機関投資家や大口投資家の投資ポートフォリオには幅広く組み込まれるアセットであるが、小口投資家には、まとまった資金が必要とされてきた。

一方で不動産クラウドファンディングは、少額から不動産に投資することができる気軽さが魅力とされ、現物不動産を保有すること無くポートフォリオの幅を広げることが可能。

昨今では、不動産会社(宅建業者)のクラウドファンディング事業参入が進み、市場規模は伸長しているとのことだ。

LIFULLグループは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、より多くの人々の暮らしを安心と喜びで満たす、住生活情報サービスを提供していくとしている。