サイバーエージェントの連結子会社である小学生向けプログラミング教育事業のCA Tech Kidsは、2021年度、地方自治体による小学生を対象としたプログラミングコンテストの開催を無償支援する。それに伴い、開催を希望する自治体の募集を開始すると発表した。
CA Tech Kidsでは、2018年度より地方自治体による地域の小学生を対象としたプログラミングコンテストの開催を支援している。
コンテスト全体の設計から、作品の募集と審査、広報活動等、幅広い支援を無償で行なっており、2020年度には全国12の自治体等と連携し、各地でプログラミングコンテストを開催した。
各大会の表彰結果は、地方紙やWeb記事等を中心に各種メディアで取り上げられ、その地域での話題を呼んだ。
また、学校現場からは「子どもたちにとって、地元に挑戦の機会があることで身近な目標となり、プログラミング学習に対するモチベーションが上がった」、「子どもたちが開発した作品やプレゼンテーションを見て、プログラミングを教える教員の意識が変わった」など好評だという。
2020年度より小学校でのプログラミング教育が必修化され、各自治体や学校現場によるプログラミング教育活動が活発に進められているが、子どもたちが学習の成果を発揮するコンテスト等の開催には、専門的な知識や運営ノウハウが必要であり、自治体等にとっては開催におけるハードルが高い側面があるという。
実際にそうした声が同社に寄せられたことを受け、2021年度も引き続き地域でのプログラミングコンテスト開催を無償で支援することを決定。
開催を希望する自治体の募集を、2021年1月21日より開始するとのことだ。