モンテローザは、東京都内の同社店舗337店舗のうち、61店舗の閉店を決定したことを発表した。

1月7日に発出された政府の緊急事態宣言にともなう、東京都の営業時間短縮要請に応え、同社ではその主旨に従い営業を継続しているというが、同社のような居酒屋にとって20時までの営業では事実上、店舗の運営は困難を極めるとしている。

さらに、追い打ちをかけるようにランチを含めて極力外食を控えるようにとの政府の方針が示さされた一方、東京都から大手飲食店への支援は、行わないとの見解が示されたという。

同社は、事業の継続に支障が出かねるとともに、同社で働く約2万人の従業員の雇用の維持も難しいとしている。

そして今回、賃料負担等の固定費を圧縮し、少しでも身軽になってこの厳しい局面を乗り越えるため61店舗の閉店という苦渋の決断に至ったとのことだ。

なお、閉店となる店舗詳細は同社ホームページで知らせるという。

同社は「今回閉店対象になった店舗をご利用いただいてきたお客様には、長い間のご愛顧に感謝申し上げますとともに、今後ご不便をおかけすることに対し深くお詫び申し上げます。最後に、大手外食企業の皆様、私たちは多くの従業員の雇用を守り微力ながら経済に貢献していることに誇りをもって、この苦難に耐え抜いてまいりましょう。」とコメントしている。