クロスロケーションズは、自社開発する位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform™(ロケーションエーアイプラットフォーム)」の予測機能である「人流予測モデル(α版)」を用いて、1都3県への緊急事態宣言発令後、初の週末3連休の人出を予測、その結果を発表した。
「人流予測モデル(α版)」は、位置情報ビッグデータの分析を基礎に、気象情報や新型コロナウイルス感染者数推移などの要因、任意の指定した場所で観測された人々の人流動態傾向データなどを考慮したクロスロケーションズが独自開発を行なっている予測モデル。
今回の調査では、二度目の緊急事態宣言が発令された1都3県の主要駅や繁華街の人出の予測を行った。
予測は以下になる。
予測1. 緊急事態宣言発令後初の週末、主要駅付近の人出予測
- 去年の同時期(2020/1/11,12.13)と比較した場合の人出は、新宿駅エリアでは 60~77%、渋谷駅エリア 36~53%、横浜駅エリア 51~68% 大宮駅エリア 83~100%と、これらの主要駅エリアで減少傾向になると予測。
- 一方、先週末の2021年正月三が日(2021/1/1,2,3)の人出と比較した場合は、新宿駅エリアでは 186~203%、渋谷駅エリア 119~136%、横浜駅エリア 127~144% 大宮駅エリア207~224%と、増加傾向になると予測。
予測2. 緊急事態宣言発令後初の週末、都内繁華街の人出予測
- 去年の同時期(2020/1/11,12.13)と比較した場合の人出は、浅草寺・浅草エリアでは53-70%に、六本木エリアでは81~98%となると予測。
- 2021年正月3が日(2021/1/1,2,3)の人出と比較した場合は、浅草寺・浅草エリアでは91-108%に、六本木エリアでは155~172%となると予測。
1都3県に向けた緊急事態宣言を受けた最初の3連休は、コロナ禍前の昨年同時期(2020/1/11,12.13)と比較した場合、調査を行なったどの場所においても減少傾向と予測しているものの、今年の正月3が日よりも人出は増加するという予測となった。
昨年4月の緊急事態宣言時と比較し、要請内容も「飲食店の営業時間20時まで」「20時以降の不要不急の外出自粛」など夜の時間帯を中心とした要請の内容であるため、昼間の時間帯に外出・用事を済ませる人出が増える傾向となるのではと予測している。
調査概要
Location AI Platformの「人流予測モデル」を使用し、調査を実施。
対象地域:1都3県の主要駅や繁華街
(新宿駅エリア、渋谷駅エリア、横浜駅エリア、大宮駅エリア、浅草寺・浅草エリア、六本木エリア)