国内最大級のオンラインギフトサービス「Giftmall(ギフトモール)」および専属バイヤーによるおしゃれなギフトを厳選した「Anny(アニー)」を運営するギフトモールは、2021年1月1日、従業員の多様な働き方と生産性高く働ける職場環境の実現を目指し、本社移転を行ったと発表した。
あわせて、リモートワーク推奨をはじめとする社内の制度変更を図り、全社をあげて企業価値向上に取り組んでいくとのことだ。
同社では、2014年の創業以来、日本とシンガポールの二拠点間でオンラインツールを活用し、リモートワーク環境での事業マネジメントノウハウを磨きながら事業を成長させてきたという。
2020年4月の緊急事態宣言を受け、同社では従業員の健康を最優先し、日本国内従業員間の業務に関しても、在宅リモートワークノウハウを浸透。対面コミュニケーションとは異なるコミュニケーションのなかで、工夫すべき課題を乗り越えながら、この間、順調に業績を伸ばしているとのことだ。
今回、さらなる事業成長を目的にリモートワーク支援制度の導入を決定。
従業員の一人ひとりが各領域のプロフェッショナルとしてオーナーシップを持ち、自らの望むワークスタイルを通して最大限の活躍・成長を実現できる機会の提供を目指すとしている。
2021年2月以降の新制度については以下となる。
- 自宅における勤務環境の整備を支援(最大15万円)
モニター、机、椅子、ヘッドセット等、在宅業務で使用する機器や備品の実費を支給。 - リモートワークしやすい住宅への引っ越しを支援(最大30万円)
業務に集中できる環境(既定の速度以上の安定したネット接続が可能な個室を確保できる住居)へ引っ越す場合の礼金相当額および引っ越し費用の実費を支給。 - 都内のオフィスを1か所に集約し、オフィス効率と協働のしやすさ向上の両立を図る
都内に点在していた拠点を新たなオフィスに集約。
従業員一人当たりの面積を従来の約半分に減らして効率化を図る一方、従業員、来客のアクセスの利便性を重視した立地に移転。対面ならではのコミュニケーション活性化のためフリーアドレスとし、アイデアの創発を促す複数名でのミーティングや、ギフト商品の魅力的な写真撮影などの業務をはじめ、他部署との自由な交流も促進する。
新オフィスのメインとなる執務スペースは原則フリーアドレス。無線LANはもちろん、有線LANも利用でき、眺望のよい窓際のスペースは、商品撮影のほか、同僚との雑談コミュニケーションなどにも最適であるという。
壁防音素材を用いた個室ブースは、Web会議のほか、営業電話や一人で集中したい作業を行う際にぴったりの空間となっており、ボックス席のように設けられた多目的スペースは、1on1など対面のミーティングや休憩など幅広い用途に活用できるとしている。
なお、テレワークによるコミュニケーションの希薄化などを懸念する声もあるが、同社ではリモートワーク導入により業務の効率化が進み、順調に業績を伸ばしているとのことだ。
従業員数は2020年1月時点と比べて3倍近くになり、さらなる事業拡大に向けてリモートワーク支援制度の導入を決定。オフィスの省スペース化の一方、在宅リモート環境下における従業員の補助を拡充するという今回の制度刷新に至ったとしている。
自宅の勤務環境を整えるための初期費用やランニングコストを補助するため、2種類の支援金を用意。必要十分なスペースのみ残したオフィスは、従業員や来客のアクセスが便利な立地を選定し、ブレストや社内コミュニケーションなど、メンバーが必要なときに集える場として活用していくとのことだ。
今後もギフトモールは、世の中の変化に柔軟かつスピーディに適応し、従業員の働きやすさに寄り添った職場環境づくりを実現し、人材採用・育成強化に取り組んでいくとしている。