パナソニックは、総合情報受発信拠点「パナソニックセンター東京」内の次世代向け科学ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」をリニューアルし、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」として、2021年4月3日より運営を開始すると発表した。

パナソニックは、企業市民活動の一環として、次代を担う人材の育成を支援するため、子どもたちの理科と数学(算数)への興味や関心の向上・好奇心の醸成を目的とした体験型ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」を、2006年にオープン。

約14年間で、学校団体や親子を中心に累計約460万人が来場し、社会における理数力の向上・人材育成支援に貢献してきたという。

2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」に代表されるように、ますます予測不可能で、劇的に変化する時代の中では、社会のさまざまな課題を提起し、解決のためにポジティブに行動できる力が重要になってきている。

そこでパナソニックは、「RiSuPia(リスーピア)」のコンセプトをさらに発展させ、理数の魅力に、エンジニアリング、テクノロジー、アートの分野を融合。

みる、つくる、伝える体験を通して、クリエイティブに未来の扉をあける力を育む場として「AkeruE(アケルエ)」を新設するとのことだ。

「AkeruE(アケルエ)」という名称には、子どもたちが潜在的に持つ知的好奇心の可能性を開ける(アケル)こと、ひらめき(Eureka:ギリシャ語で“ひらめき”を意味する言葉)をモノやコトなどのカタチにしていく手助けをしていくこと、という意味を込めているという。

「AkeruE(アケルエ)」は、子どもたちの知的好奇心と「ひらめき力(Eureka)」を育む場として、”学び”と”モノ・コトづくり”の双方を体験できる施設。

展示作品の中では、原理を学ぶ科学館の要素と、美しさの中に課題提起を見出す美術館の要素を兼ね備えた学びを提供し、また、モノ・コトづくりに取り組めるスペースやワークショップを展開し、子どもたちのアイデアを形にする機会を設けるとのことだ。

加えて、より創造性あふれる場づくりのために、若者や教育関係者、近隣地域などさまざまなステークホルダーとの協働を模索。子どもたちを含めてあらゆる人材・世代がともに学び合い、未来を築く場とコミュニティを構築していくという。

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STEAM教育が示す幅広く横断的なテーマを扱い、子どもたちの創造性あふれる行動を支援するとともに、次代を担う人材の育成支援活動を通じて、パナソニックはこれからも社会に貢献していくとしている。

この場所を通じて、子どもたちがもつ好奇心や探求心をもとに、新しいひらめきのきっかけをつくりながら、それを形づくれるようにサポートをしていくとのことだ。

科学館・美術館の要素を包含し、学びとモノ・コトづくりの双方が体験できる施設としての
“クリエイティブミュージアム”の位置づけを表したもの

なお、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」の団体見学について、オープンに先立ち2021年2月3日より予約を開始するとのことだ。