LINE Payは、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、「Apple Pay」への対応を開始すると発表した。
ユーザーは「LINE」アプリ上から素早く簡単に「Apple Pay」を設定でき、国内121万箇所以上(2020年9月時点)の店舗に設置された「iD」の端末に「iPhone」や「Apple Watch」をダブルクリックしてかざすだけでQRコード決済と共通の「LINE Pay」残高での支払いが可能になるという。
日本国内における非接触決済は、比較的早期よりモバイル端末に搭載され、簡単・便利に使えることから、幅広い年齢層に支持され、全国的に日常の支払いシーンに浸透しているという。
また、昨今では店頭における安心・安全な支払いという側面からも非接触決済に注目が集まり、「LINE Pay」が提供する多様なキャッシュレス決済は“安心、安全に使える “というユーザーの声があったとのことだ。
今回、LINE Payでは、Apple Payに対応。iPhoneやApple Watchを利用するユーザーに事前にチャージしたLINE Pay残高で支払うことができる箇所を大幅に増やすだけでなく、日本人が慣れ親しんだ“かざして支払う”という直感的、且つ安心・安全なキャッシュレス決済体験を提供するとのことだ。
ユーザーは、「LINE」アプリ上のLINE PayのメインメニューにあるApple Payボタンをタップするだけで、素早く簡単に設定ができる。
また、支払い時はLINEアプリを起動することなく、Touch ID搭載のiPhoneならホームボタンを、Face ID搭載のiPhoneおよびApple Watchであればサイドボタンをダブルクリックするだけで、国内121万箇所以上のiD加盟店でかざすだけの大変スピーディーな支払いが可能となるとのことだ。
なお、LINE Pay残高をiDとして決済できるようにする仕組みとして、Apple Pay設定時にバーチャルカード「Visa LINE Payプリペイドカード」が発行される。
このプリペイドカードはVisa加盟店でのオンラインショッピングにも利用可能。
また、12月22日をもって、JCBのプリペイドカード「LINE Pay カード」の新規発行およびQUICPay+への新規登録は順次終了となるとのことだ。
利用手順は以下となる。
- 「LINE」アプリの[ウォレット]または「LINE Pay」メインメニューにある[Apple Pay]のアイコンをタップ
- [はじめる]をタップ
- Visa LINE Payプリペイドカード」発行の案内画面で [確認] を2回タップ
- 規約の内容を確認の上、[同意します]をタップし、パスワードを入力
- Apple Payの案内画面で[続ける]をタップ
- Apple Payにカードを追加
- Walletのメインカードに設定ができる
- [設定が完了しました]と表示されたら完了。そのまま「Apple Pay」で支払いができる
LINE Payは、LINEのモバイルペイメントプラットフォームとして、決済ポートフォリオの拡充や決済箇所拡大を通じて、お金の流通で生じる時間や手間をなくし、人とお金・サービスの距離を近づけていくとしている。
また、キャッシュレス・ウォレットレス社会において、モバイルペイメント領域をリードする存在になることをめざすとのことだ。