LINEは、同社が提供するスマートフォン時代のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズを市場調査におけるセールスパートナーとして認定したと発表した。

LINEでは、同社が保有する534万人という国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とし、LINEユーザー8,600万人にも潜在的にリーチが可能な、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営している。

各年代に広く浸透しているLINEを通じた調査が可能で、モニターの代表性の高さ、若年層や調査慣れしていないフレッシュなモニターの豊富さ、モニターからの早いレスポンスと高い回収率を特長としているとのことだ。

LINEリサーチでは、今回、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズをセールスパートナーとして認定。

LINEリサーチの豊富なモニターや博報堂DYグループが保有するデータなどを活かした新たな調査ソリューションの開発・提供に向けた連携を強化するとしている。

今後は、同パートナー認定のもとで以下のような取り組みを進めていくという。

■LINEリサーチのリアルタイム性やインタラクティブ性を生かした新たな調査メソッドやパッケージの創出

スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、LINEのプッシュ通知で調査を配信するため、モニターがメッセージに気づきやすく、スマートフォン上で時間や場所の制約なく調査に回答しやすい点や、チャット形式などのスマートフォンに特化したユーザーインターフェースによる回答のしやすさが特長である。

今後、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズは、LINEリサーチのセールスパートナーとして、LINEリサーチのリアルタイム性やインタラクティブ性といった特長を最大限に生かした調査メソッドやパッケージの創出と販売を担うとのことだ。

■両社が保有する多様なデータを活用した新たな調査ソリューションの共同開発

博報堂DYグループでは、テレビ実視聴ログをはじめとする生活者データマネジメントプラットフォームにおいて大規模なWeb閲覧データや検索データ、購買データを保有している。

これらの多様なデータと、LINEが保有するデータを活用することで、より高度な視点での調査を可能とする新たなソリューションの共同開発を推進する。

■博報堂および博報堂DYメディアパートナーズでLINEリサーチの積極的な活用を推進

さらに、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズは、LINEリサーチのモニター組織が持つ、消費活動・社交性・ニッチな属性までカバーされた網羅性などを含め、市場代表性の高い環境下で調査を行うことが可能な点に注目。

博報堂および博報堂DYメディアパートナーズにおけるマーケティングの戦略構築から評価までの全プロセスにおける調査の信頼性の向上を目的とし、マーケティング戦略などを立案する各プランニング部署でのLINEリサーチの積極的な活用を進めていくとのことだ。

まずは、市場再現性の高い調査を素早く実施できるLINEリサーチの「ライトコース」を活用していく予定であるという。

LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、パートナー各社およびLINEリサーチ双方の強みを生かした独自の調査ソリューションを提供していくとしている。