LINEは、「LINE NEWS」において、日本でファクトチェックの普及活動を行う非営利団体「ファクトチェック・イニシアティブ(以下、FIJ)」の正会員として新規参画することを発表した。

LINE NEWSでは、800を超えるパートナーメディアからの記事提供を受け、1日8,000件以上のコンテンツをユーザーに提供しているという。

昨今のコロナウイルス感染症の拡大などにより、ユーザーの関心・意識の高まりとともに、LINE NEWSで関連情報をキャッチし共有するユーザーの増加もみられ、ニュースサービスにおける「正しい情報」の提供の重要性はますます高まっていると同社は述べている。

これらの状況を踏まえ、LINE NEWSは、フェイクニュースやデマ情報への対策を一層強化するため、日本でファクトチェックの普及活動を行う非営利団体「FIJ」の正会員として新規参画することを決定したとのことだ。

FIJは、誤情報や真偽不明の情報が拡散し社会的分断への懸念が高まる中で、ファクトチェックをジャーナリズムの重要な役割の一つと位置づけ、社会に誤った情報が拡がるのを防ぐ仕組みを作っていこうと、2017年6月にジャーナリストや専門家ら10人の呼びかけで発足。

メディアパートナーによるファクトチェック記事を市民に広く周知し、また、国内におけるファクトチェックの普及のため、国内外の動向調査や情報発信、メディアと市民の協働プロジェクト、ファクトチェックメディアへの技術的な支援など、様々な取り組みを実施しているという。

LINE NEWSは、FIJによるファクトチェック記事のLINE NEWS上への掲載をはじめ、今後は、フェイクニュースやデマに対するユーザーへの注意喚起の実施、検索機能におけるファクトチェック記事の優先表示などの展開を検討する方針を示している。

また、LINE NEWS以外の同社が提供する各種メディアにおける活用も視野に、サービス間の連携を進めるとしている。