日通は、同社の現地法人、シンガポール日本通運(以下、シンガポール日通)が、10月30日を発効日として、同国チャンギ空港FTZ(自由貿易地域)内の施設において、航空輸出入サービスに関する医薬品の適正流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の認証を取得したと発表した。

同国の重点振興産業の一つである医薬・医療分野の成長は著しく、世界有数の製薬会社の多くが研究・開発・製造拠点を構え産業集積が進んでいるという。

今後、益々自由貿易港として各種条件の整ったチャンギ空港を活用した医薬品の輸出入需要の増加が予想されるとのことだ。

シンガポール日通では今回の認証取得により、日系物流企業では唯一の空港保税地域内施設のメリットをフル活用した医薬品の安全かつ高品質な航空輸出入サービスを提供する体制を整えたとしている。

今後もシンガポールのみならず、主要拠点で整備を進めて同認証を追加取得することで、医薬品業界の顧客の高度化・多様化するニーズにあわせた付加価値の高い航空輸送サービスを提供できるよう同社のグローバルネットワークを活かした医薬品ロジスティクスを作り上げていくとしている。