コネヒトは、運営しているママ向けアプリ「ママリ」をはじめとした家族の声を活用した企業との商品開発の取り組みのひとつとして、学研プラスおよびジェイアール東日本企画(以下、JR東日本企画)とともに絵本「どこどこ? はやぶさくん とれたんず知育さがし絵本」を共同企画し発売した。

「家族を話そう」を合言葉に事業を展開するコネヒトは、多様な家族の声が商品やサービスに反映され、家族の生活に貢献する社会づくりを目指している。

コネヒトでは、年に一度「家族に関する全国調査」を実施し、第1回、第2回ともに10,000人を超える全国の母親が回答。厚生労働省が5年に1度実施している「出生動向基本調査」では把握することのできない家族の実態を、より高頻度に、より多くの回答を募ることで、家族を学んできた

このような全国調査を含め、家族の実態を把握している会社として、その知見をいかし、これまでもパートナー企業とともに商品開発などを手掛けている。

今回は、未就学児とその親をメインターゲットとする「とれたんず」のキャラクター認知の拡大を目指すジェイアール東日本企画と、幼児向け絵本の制作実績が豊富な学研プラスと共同し、家族の声を反映した「子どもに読ませたい理想の絵本」を制作したとのことだ。

コネヒトが行った子どものクリスマスプレゼントに関する調査では、プレゼント選びの意思決定者の約80%が母親であること、そして絵本が知育玩具に続いて人気の高いプレゼントだということがわかったという。

そこで、コネヒトが運営する母親向けアプリ「ママリ」(2019年に出産した女性の3人に1人が会員登録)を活用し、2020年初夏に2歳0か月~3歳11か月の子どもを持つアプリユーザーを対象に、「絵本に関する意識調査アンケート」を実施。

アンケート調査の結果を踏まえ、知育要素を入れた絵本を企画し、制作したという。

調査結果からは、絵本のテーマや内容は「生活習慣」や「たべもの・いきものの名前」を選択する母親が多く、絵本から生活習慣や名前を学ぶといった知育要素が求められていることがわかった。

また、遊び要素では「さがしえ」と回答するママがもっとも多く、子ども自身が考えたり、絵本を通じて家族で楽しめる要素が求められていると考えられるという。

そこで今回の取り組みでは、さがしえ絵本の中で歯磨きや朝ごはんを食べているなど生活習慣を題材としたページや多くのたべものやいきものを描いたページなどを企画。また、うれしい付録として回答が多かった「シール」を絵本に同封したとのことだ。

また、「とれたんず」シリーズの魅力のひとつであるキャラクターも新たに制作。3つのキャラクター案に対し母親と子どもに投票してもらい、合計4,094票中2,357票が集まったオリジナルキャラクター「ママリス」が絵本に登場することになったとのことだ。

同社は、家族をもっとも知る会社として、今後も家族を学び、得た知見をもとに、家族やパートナー企業とともさまざまな取り組みを進めていくとしている。