ニチリョクは、Bluetooth Low Energy(BLE)を活用した電子銘板システム「お守り de お墓参り」を開発し、共同墓(合祀ではなく骨壺のまま個別に納骨)の銘板を参拝者専用の家名や戒名、没年月日等に自動で切り替え電子表示できる永代供養付墓所「電子銘板墓所―光―」の販売を、12月10日より開始した。

参拝者がお守り(小型のBLEビーコンデバイス)を持って墓石に近づくと位置情報の検知システムが働き、墓石の銘板に参拝者専用の家名や戒名、没年月日等が自動で電子表示される。

共同墓でも一般墓と同じ様に「自分のお墓」感覚で手を合わせることが可能。

参拝終了後に参拝者が墓前を離れた際は、お守り(BLEビーコンデバイス)認識範囲外になり一定時間経過すると自動で初期設定画面に切り替わる。

家名や戒名等は従来のお墓のように墓石に彫刻するのではなく、電子表示するので、より自由なデザインが可能としている。

近年、少子高齢化や単身者の増加などの影響もあり、一つのお墓を複数の人で利用する共同墓の需要は年々高まっている一方で、「共同墓を利用しながらも、お墓参りは従来の一般墓のように自分の墓石の前で手を合わせたい。」という声も多く聞かれたことから、今回同社は「お守り de お墓参り」を開発したとのことだ。