博報堂プロダクツは、JPタワー商業施設「KITTE」で2020年11月18日から12月25日まで開催されるクリスマスイベント「WHITE KITTE」において、ソーシャルディスタンスを保ちながら非接触かつインタラクティブな体験を提供するクリスマスツリーを制作したと発表した。

クリエイティブ×テクノロジー専門組織「ウラワザ」が、日本の伝統工芸“水引”1,000個以上とLEDを使用したツリーに、独自開発した光の制御システムを実装したとのことだ。

クリスマスツリーは、日本の伝統工芸“水引”と現代のテクノロジーであるLEDを組み合わせ、「KITTE」の施設コンセプトである「にっぽんらしさと、あたらしさを。」を体現したオリジナル仕様に。

一つひとつ職人の手によって球型に編まれた水引1,000個以上と、一粒ひとつぶLEDのカラーを制御するシステムを組み合わせて、あたたかみがありながら光が立体的に動くこれまでにないクリスマスツリーに仕上げたとのことだ。

今回、床面に設置されたサークルを踏むと、ツリーのLEDが連動して光るインタラクティブな体験を創り出すために、レーザーレンジファインダーを使用。

会場内の2箇所に機材を設置し、レーザーによる距離測定を応用して来館者の位置情報を把握。サークルの上に人が立ったことを検知すると、連動してツリーのLEDが光る仕組みを開発したとのことだ。

また、床面のサークルをそれぞれ1.5メートル間隔で配置することで、ツリーを楽しむことがユーザー同士のソーシャルディスタンスを保つことにつながっているという。

夕方17時10分から30分ごとに行われる定番クリスマスソングと連動したイルミネーションプログラムでは、水引ツリーのLED、床面のサークル、ツリーの周りに設置された4台のサイネージが連動。

ツリーの立体的の光の動きをベースに、サークルは水平方向の光の動きに、サイネージは垂直方向の光の動きに連動するように光の動きを制御。

今後も博報堂プロダクツでは、インタラクティブな体験プロモーションの提供を通じて、DX時代の新しい前例をつくり、企業のさらなる成長に寄与していくとのことだ。