日本通信は、ドコモが発表した新料金への対抗プランを新発売することを決定した。
新料金プラン(以下、SSDプラン)は、16GBのデータ量に70分/月の通話料金を含めて1,980円(税別)で、12月10日に新発売する。
SSDプランの16GBは、総務省が示すデータ使用量の分布によれば、85%の利用者をカバーできる容量となるが、ドコモの新料金プランのサービス開始日から、20GBへ自動的に増量するという。
来春からデータ通信の接続料が引き下げになることを活用し、16GBから20GBヘ料金を変更せずに増量するという、同社ならではの「ユーザーにとっての合理性」を追求した料金プランになるとのことだ。
SSDプランは、来週からすぐに使い始めることができ、かつドコモがサービス開始する日には20GBへと自動増量されるので、プランを待つ必要はないとしている。
SSDプランは、基本データ容量(16GB、ただしドコモ新料金プランのサービス開始日以降は20GB)を超えた場合には、1GBあたり250円で使った分だけの料金が自動適用される「おかわり課金方式」を採用。
また、ユーザー自身で上限値の設定ができるため、自分にとって最適な容量のプランをつくりながらも、実際の支払いはデータ使用量に応じた分だけという合理的な携帯料金になっているという。
SSDプランにおいても、16GB(ドコモ新料金プランのサービス開始日以降は20GB)から30GBの間の1GB単位で上限設定することが可能。
また、ネット中心の使い方を想定したSSDプランでは、通話アプリやチャットが多く、いわゆる携帯電話の通話は少ないものの1回の通話時間を気にしなくてよいように70分/月の国内通話が付けられている。
70分を超える通話料は30秒あたり10円と、携帯キャリアの半額で、専用通話アプリは不要で、通常の電話操作、携帯キャリアと同じ通話品質とのことだ。
同社代表取締役社長の福田尚久氏は「政府そして国民が期待する携帯料金引き下げの動きに対して、MVNO 代表企業としてその一翼を担う責任を意識し、お客様にとって真に合理的な携帯料金の提供に努めてまいります。」とコメントしている。