ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)が運営するデジタルチケット販売サービス「PassMarket(パスマーケット)」は、政府による「Go To イベントキャンペーン」におけるチケット販売事業の受託事業者に決定し、対象となるチケットの販売を17時から開始することを発表した。

これにより、イベント主催者が同キャンペーンの対象となるチケットを「PassMarket」で販売すると、ユーザーは販売価格の最大20%が割引された価格でチケットを購入できるという。

割引の上限金額は1枚あたり2,000円、購入1回あたりの上限は5枚となっている。

PassMarketでは、富士急ハイランドを始めとした人気のレジャー施設や音楽ライブ、スポーツのイベントなどさまざまなチケットが対象。

キャンペーンは10月29日から2021年1月31日までに実施されるイベントを対象として開催される。

政府による同キャンペーンは、チケットの割引・クーポンの付与により、新型コロナウイルス感染症の拡大により甚大な影響を受けている文化芸術やスポーツに関するイベントの需要喚起を目的としている。

PassMarketは同キャンペーンの事務局による公募を経て、今回チケット販売事業の受託事業者となり、イベント主催者はPassMarketの法人向けプランである「プロフェッショナルプラン」のチケット販売の仕組みを利用することで、イベント規模の大小を問わず、初期費用と月額の固定費は一切かからずにキャンペーンの対象となるチケットを販売することが可能。

PassMarketの「プロフェッショナルプラン」を利用しているイベント主催者は、Go Toイベント事務局への登録申請を済ませた後に、PassMarketのイベント主催者向けの申請画面からキャンペーン適用申請をすると同キャンペーンの対象となるチケットを販売できるとのことだ。

なお、PassMarketでは7月8日からテーマパークや美術館、動物園、水族館などのレジャー施設事業者向けに通常5%(税別)のプロフェッショナルプランの販売手数料を3%(税別)に割引するキャンペーンを実施しているという。

この割引キャンペーンは、甚大な影響を受けているレジャー施設に対して手数料を割引いて支援するとしている。

今後もPassMarketは、「Go To イベントキャンペーン」を通じて「新しい生活様式」の推進をするとともに、ユーザーが安心してイベントを楽しめる取り組みを強化し、サービスの向上に努めていく方針を示している。