三越伊勢丹ホールディングスは、同社の完全子会社である三越伊勢丹(以下、
下、IM)が保有する連結子会社の三越伊勢丹不動産(以下、IMRE)の全株式(発行済株式数の 100.0%)を、 The Blackstone Group Inc.(NYSE:BX)とその関連会社が運用又は投資アドバイザーを務める特定のファンド(以下、総称して Blackstone)が設立した法人であるエチゴ合同会社(以下、エチゴ)に譲渡することを決定した。
IMREは、グループ3ヵ年計画における重点取組の一つとして、「不動産事業の強化」を掲げており、グループ保有不動産の有効活用による中長期的な収益拡大に向けた事業の検討を進めているという。
具体的に、保有不動産を中心に商業を核とした複合用途化に向けた取り組みを推進し、今後は当該分野に経営資源を重点的に配分していく方針を示している。
このようなグループ方針のもと、Blackstone が有する日本の不動産業界における経営の専門知識及び実績を評価し、IMRE のさらなる発展のために、今回、IM が保有する IMRE 全株式をエチゴに譲渡することを決定したとのことだ。
今後、今回の株式譲渡により、同社の 2021年3月期第4四半期連結会計期間において、約71億円を関係会社株式売却益として特別利益に計上する見込みとしている。