noteは、提供する企業協賛のコンテストへの累計投稿件数が15万件を突破したと発表した。
コンテストはnoteのクリエイターから投稿を募る企画で、これまでに37回開催。企業やブランドの存在意義(パーパス)を軸に、人々が考えるきっかけとコンテンツをnote上で生み、協賛企業にとっても思いがけないインサイトを見つけるという。
なお、noteはコンテストを通じて、クリエイターが見出される機会を増やしているとしている。
今回11月は、パナソニック、羽田空港(日本空港ビルデング)、ブリヂストン協賛で3つのコンテストが同時開催されるとのことだ。
企業協賛のコンテストは、クリエイターの力を借りたい企業と評価の場を求めるクリエイターが出会う場所とし、そこで見つかる思いがけないインサイトから、新しいサービスや商品、クリエイティブが生まれる可能性も秘めているという。
企業がnoteで独自のテーマを提示して入賞者の選定まで行うスタンダードプランと、noteが実施しているテーマの企画に協賛するライトプランの2種類があるとのことだ。
また、コンテストの開催期間中はnoteのトップページや特設ページにコンテストへの導線をはり、協賛企業やブランドの認知向上にもつなげるという。noteのクリエイターは応募を通して自分の作品が人々の目に触れる機会が増えたり、共通のテーマのもと応募者同士でつながったり、仕事の獲得につながる可能性も。
コンテストの開催にあたっては、企業やブランドが大切にしている世界観やストーリー、発信したいメッセージをnoteが預かり、そしてクリエイターの創作のきっかけとなり、より多くの人が参加できるテーマに変換して投稿を募る。
そして、コンテスト期間終了後に、協賛企業と審査員で応募作品から入選作品を選出するという。
現在開催中のコンテストは以下。
1:スタンダードプラン
2:ライトプラン
企業やブランドにとって、コンテストは一般的な広告企画のように商品単体の一方通行ではなく、共感を軸にしたコミュニケーションを図れるものであるという。
noteのクリエイターとひとつのテーマ(企業が提示するテーマ)でつながって、書き手と読み手がじっくり考え、共感の輪や対話を生むことを促すとしている。
現在、市場の飽和やSDGsの推進、新型コロナによる大きな社会変化を受け、ひとびとが「自分にとって必要なもの」を選びとる傾向が高まっている。
また、提供するブランドや企業の存在意義が自分の価値観と合っているのかを重視するようになり、2020年2月の消費者庁の調査でも「エシカル消費につながる商品・サービス購入の意向がある人」が81.2%と4年前から19.4%増加しているという。
一方的な情報発信だけでなく、受け手の消費者を企業活動に巻きこめるような余白がヒット商品や支持される企業に共通しているとのことだ。