豊田通商は、車両生産会社TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED(以下、TTMG)を設立し、ガーナにおいて日本企業で初となる車両組立事業者の認可を取得したと発表した。

TTMG所在地

新工場の生産能力は年間1,300台を予定し、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をSKDで生産予定としている。

新工場はガーナのテマ市(首都アクラより30km)に建設予定で、投資額は約7百万米ドル、新規雇用は約50人を予定し、2021年央の稼働開始に向けて準備を進めているとのことだ。

豊田通商は、2019年1月にトヨタ自動車株式会社からのアフリカにおける営業業務の全面移管を受け、アフリカでの取り組みを一層強化。

TTMGは、ケニア、エジプト、ナイジェリア、ルワンダに次ぐ、豊田通商グループとしてアフリカ5か国目の車両生産拠点となる。

今後も自動車販売事業のみならず、市場のニーズに合わせて現地生産に取り組み、アフリカの自動車産業発展に貢献していくとしている。

なお、同件は、2019年8月に横浜で行われた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、豊田通商とガーナ政府が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づく取り組みとのことだ。

生産予定車種は、トヨタ・ハイラックス(2020年10月時点の販売モデル)。