凸版印刷は、長期冷凍保管される畜肉や魚介類加工品などの1次産品を、長期品質保持することが可能となる環境配慮型パッケージを開発したことを発表した。

同製品は、凸版印刷独自の蒸着加工技術とコーティング技術をもとに開発された「GL BARRIER」を使用することで、畜肉や水産加工品の冷凍保管時に発生する酸化による商品の変色や風味の変化を、従来よりも長期的に抑えることが可能になるという。

リサイクルが容易なモノマテリアル構成にも対応可能で、CO2排出量の削減とリサイクル適性の向上を実現した環境配慮型パッケージ。

同製品は11月2日より、冷凍畜肉・水産・農産加工品などの卸売り事業社や食品メーカー、スーパーなどに販売を開始するとのことだ。

同社は、同製品を畜産品・水産品・農作物生産者、食品メーカーやコンビニ、スーパーなどの流通業界に拡販し、2021年度までに関連事業含めて約50億円の売上を目指すとしている。

また、同製品を開発した技術をもとに食品の鮮度保持期間を延長し、環境問題に配慮した製品開発を行い、安全で安心な「ふれあい豊かでサステナブルなくらし」が実現する社会に貢献する方針を示している。