三菱重工は、ベンチャーやものづくりに携わる企業、自治体、教育機関などが集う共創空間として「Yokohama Hardtech Hub」(以下、YHH)を神奈川県横浜市の本牧エリアにオープンした。

社会実装に向けたハードテック(Hardtech)の革新的なアイデアの創出とその実現の為、共創を通じて新しい技術やビジネスが生まれる場(Hub)となることを目指すという。

YHHは、当社横浜製作所 本牧工場内の建屋を利用し、クレーンや電源等のユーティリティの他、8メートルを超える天井高さ、高い地耐力など、ハードテック企業のモノづくりに対応できる設備を有している。

イベント開催が可能な多目的スペースや会議室などビジネスに必要な設備も兼ね備えた、総床面積約20,000m2の共創空間となっている。

同社は、YHHを技術を核としたイノベーション創発の場として、多種多様なプレーヤーとの繋がりを通じ、ベンチャー企業支援や共創活動、イベント開催などの活動を展開していくとのことだ。

また、同社グループ社員のアントレプレナーシップや新規事業を育成する場としても活用していくとしている。

さらに、世界各地のイノベーター(革新者)が集まり、新しい産業や文化を生み出していく循環を作り出すことで、横浜市をはじめ地域の活性化にも貢献していくとのことだ。

現在、ベンチャー企業をはじめとする志高い仲間の入居を募集するとともに、試作・検証の環境整備のため、熱真空試験装置、温度サイクル試験機、振動試験装置などの設置を進めているという。

また、共通課題の解決や共創活動に向けた “YHH共創イベント” を、12月より定期的に開催していくとのことだ。