横浜国立大学の持続可能なモビリティシステム研究拠点は、相鉄バスおよび日本電気と連携し、10月8日に締結された横浜国立大学と相鉄バスとの連携協定に基づき、路線バス車内の混雑度情報をリアルタイムに可視化するバス運行情報アプリ「YNUダイナミックバスマップ」を10月26日から試験公開すると発表した。

YNUダイナミックバスマップは、異なる事業者(横浜市営バス、相鉄バス)がそれぞれのWEBサイトで公開している路線バスの運行情報を、1つの地図上にまとめて転載している。

バスの目安の現在地は、車載器のGPSで取得された位置またはバスが存在する道路区間上の代表点(バス停の中間点)で表示され、一定の時間間隔で更新されるという。

また、相鉄バスの特定路線において、NECのWi-Fiセンシング技術を活用して、バスの乗客が携帯するスマートフォン等が発するWi-Fiシグナルを車内の計測器で受信し、サーバーに送信する。

計測器データから車内の混雑度を数段階で推計し、YNUダイナミックバスマップの地図上にリアルタイムで表示。

なお、Wi-Fiセンシングによる、路線バスのリアルタイム混雑度可視化は国内初の試みになるとのことだ。