障がい者雇用支援コンサルティングを行うスタートラインは、メンタル不調者に対する対応支援サービス「ウェルケアチャットライン」の提供を開始すると発表した。
現代社会において、“働きづらさ”に起因したメンタル不調や離職率の上昇など新たなリスクが存在感を増しており、企業にとって以下のような“働きづらさ”のリスクは無視できるものではないという。
- 社会生活にストレスを感じている人
- メンタル不調で休職する人
- メンタル不調で退職する人
- 直近5年間のメンタル系障がい増加
個人のメンタル不調は、多くの場合に組織全体に悪影響が波及し、よって個人の損失だけでは済まされず、組織全体の損失へ拡がると、その影響は甚大なものとなるとのことだ。
こうした背景のもと、今回提供が開始されるウェルケアチャットラインでは、従来のストレスチェックと産業医の配置に加え、大手監査法人が開発した内部通報支援サービスを活用することで、相談内容のデータ蓄積・分析による傾向把握や、予防策によるトラブル回避ができるという。
これにより、企業が取り組むべき“働きづらさ”の課題を明確にし、人事責任者様が効果的な施策を打ち出すことが可能に。
中長期的に働きやすい環境を創出し、離職率の低下や従業員の生産性が向上し、サステナブルな企業活動の実現ができる社会を目指すとのことだ。
なお、ウェルケアチャットラインの概要は以下。
- スタートラインは公認心理師等・臨床心理士等の有資格者を含む質の高い専門家を有しており、導入企業の従業員が匿名で気軽にスタートラインの専門家にチャット形式で相談することができる。
- 提携する大手監査法人が開発した内部通報支援サービスを活用したウェルケアチャットラインは、このチャット機能に加え、管理部門が自由にアンケートを作成・集計できるサーベイ機能も具備。
- 利用状況に関する月次レポートを導入企業の管理部門へ提示し、導入企業は自社の組織分析を行うことができる。