ビズリーチが提供する、新卒採用管理クラウド「HRMOS採用 新卒エディション」は、企業の採用担当者に対して新卒採用に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。

調査結果は以下のとおり。

  • 新卒採用を行っている企業の約7割が、通年採用を「導入している、または導入を検討している」
  • 通年採用の課題は、「学生の志願度(入社意欲)を上げるための最適なコミュニケーション設計」(50%)が最多
  • 96%以上が、採用を成功させるためには、「学生の志向にあわせた継続的なフォロー」が重要と回答

新卒採用を行っている企業の約7割が、通年採用を「導入している、または導入を検討している」

通年採用の導入を検討しているかと質問したところ、通年採用(一律での選考開始ではなく、候補者ごとに選考時期を分散させる採用手法)を既に「導入している」企業が約3割、今後の「導入を検討している」企業は約4割にのぼっていることが明らかとなった。

また、通年採用の導入・導入を検討しているかと尋ねたところ、「20卒から導入している」企業が約4割弱、一方「導入時期は未定」と回答した企業は約5割弱となった。

導入・導入を検討している理由について尋ねたところ、「必要な人材を最適な時期に採用できる」との回答が最多となった。ついで、「早期に就職活動を始めた学生に出会える」、「じっくりと候補者を見極められる」との回答となった。

年採用の課題は、「学生の志願度(入社意欲)を上げるための最適なコミュニケーション設計」(50%)が最多

新卒採用において、通年採用が一般化した場合に生じる課題について質問したところ、「学生の志願℃を上げるための最適なコミニュケーション設計」と5割が回答した。

通年採用についての自由回答が以下になる。

通年採用についての自由回答(抜粋)

  • 学生とのコミュニケーションが長期化するため、求める人材を確実に採用するよう進める必要がある。(IT業界、通年採用を導入している)
  • 内定を出してもいつ辞退されるかわからないので、とても難しさを感じる。(商社、通年採用を導入していない)
  • 通年採用は、企業が求める人材を少人数採用する場合には良い部分もあると思うが、ある程度人数の採用が必要なポジションにおいては、採用活動の長期化により負担増となる可能性がある。(サービス業、通年採用の導入を検討している)
  • システムでの管理が必須になると思う。(IT業界、通年採用を導入している)

96%以上が、採用を成功させるためには、「学生の志向にあわせた継続的なフォロー」が重要と回答

採用を成功させるにあたり、学生の思考に合わせた継続的なフォローが重要だと思うかと質問したところ、96%以上の採用担当者が「学生の志向にあわせた継続的なフォロー」が重要と回答。

同社は、今後、通年採用の導入拡大に伴い採用活動の長期化が予想される新卒採用において、学生それぞれにあわせたフォローを継続的に実施していくことが、より一層重要になると予測している。

*「新卒採用に関するアンケート」
対象:「HRMOS採用」または「ビズリーチ」を導入している企業の採用担当者
調査期間:2020年9月2日~2020年9月8日 回答数:315
※各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合があり。

<参照元>
ビズリーチ『新卒採用に関するアンケート