ナイキは、発売中の「ナイキ スポーツウェア シンセティック ウィメンズ ジャケット」と「ナイキ スポーツウェア シンセティック フィル ウィメンズ パーカー」を作った背景について説明する内容は発表した。

ナイキは、ジャケットは比較的シンプルなプロダクトであるとし、ジャケットの品質を損なわず、寒さに対する防寒性や、軽さと耐久性を妥協しないためにプロダクトを制作する方法はいくつかあるという。

その中でも、同社は、以下の3つについて考え、制作を行ったとのことだ。

1.環境により優しい素材の選択

同製品には、プラスティックゴミの埋め立てを減らすため、100%再生素材の透明なポリエステルシェルを採用。中綿には100%リサイクルのサーモア社 エコダウンのマーブルの断熱素材を使用したという。

また、シェルと裏打ちに半透明の耐水・耐風性のリップストップを使ったので、雨風をしのぐことができ、快適で耐久性のあるジャケットを作ることができたとのことだ。

2.廃棄物を減らすパターンやトリムの使い方

廃棄物を減らすためには、全体の工程にフォーカスし、効率性を高めることに他ならないという。ジャケットは90%以上のマーカー効率で作られ、これは、ガーメントを作るときに多く使う素材をどのくらい経済的に使えているかという指標となるとのことだ。

布を裁断する時に、できるだけ布幅いっぱいにパズルのように型紙をおいて、効率よく切り取ることができるようにし、これによって、使えない廃材をできるだけ減らすことができるとしている。

3.共通の要素にリサイクル原料を取り入れる

ジャケットには特定の要素があるが、その部位に使われる素材を、同社はもう一度検討することによって、環境に与える負荷を下げることができないか考えたという。

そこで、袖口の部分には78%再生ポリエステルを使った素材を使いながらも、冷たい空気が入るのを防ぐというジャケットに必要な機能を満たし、ポケットのナイキのロゴが入ったウェビングには、100%再生ポリエステルを使用。

なお、ナイキ スポーツウェア マーブル エコダウン ジャケットの「ナイキ スポーツウェア シンセティック ウィメンズ ジャケット」と「ナイキ スポーツウェア シンセティック フィル ウィメンズ パーカー」は、NIKE.COM、NIKEアプリおよび一部NIKE販売店で発売中であるとのことだ。