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楽天インサイトは、「敬老の日に関する調査」をインターネットで実施。
今回の調査は、2020年8月4日から8月6日の3日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の65~79歳の男女1,000人を対象に実施したとのことだ。
「敬老の日」にお祝いされる年齢として適切だと感じるのは「70~74歳」
回答者全員に対し、「敬老の日」にお祝いされる年齢として適切なのは何歳からかを聞いたところ、全体では「70~74歳」が29.1%で最も高い結果に。
性年代別でみると、「男性65~69歳」では「60代(「60~64歳」と「65~69歳」の合計)」と回答した人が31.0%である一方、「女性65~69歳」では19.2%に留まり、自分が祝われる歳に含まれるかどうかという意識に、60代において性別間での差が見られた。
6割以上が「敬老の日」を祝ってもらったことは一度もないと回答
回答者全員に対し、初めて「敬老の日」をお祝いされたのは何歳かを聞いたところ、「今までに『敬老の日』をお祝いされたことは一度もない」と答えた人は61.7%。
初めて「敬老の日」をお祝いされた年齢は平均で「66歳」
お祝いされたことがある人は全体で38.3%という結果となった。お祝いされたことがある人のうち、初めてお祝いされた年齢は平均で「66歳」とのことだ。
初めて「敬老の日」をお祝いされたときの気持ちは「祝われる歳になったんだと感慨深い気持ち」、「嬉しかった」、「祝ってくれる人がいることで有難い気持ちになった」
今までに「敬老の日」をお祝いされたことがある人に対し、初めて「敬老の日」をお祝いされたときの気持ちを聞いたところ、全体では「祝われる歳になったんだと感慨深い気持ちになった」が50.4%で最も高く、次いで「嬉しかった」(38.1%)、「祝ってくれる人がいることで有難い気持ちになった」(37.9%)となった。
また、「歳を取ったようで悲しい気持ちになった」と回答した人は1割程度(11.0%)であったとのことだ。
性年代別では、「男性65~69歳」で「嬉しかった」(58.7%)という回答が全体(38.1%)と比べ10ポイント以上高く、「女性65~69歳」では「祝ってくれる人がいることで有難い気持ちになった」(50.0%)が全体(37.9%)と比べて10ポイント以上高い結果に。
「敬老の日」を祝ってもらうことに「抵抗がある」人は全体の約3割
回答者全員に対し、「敬老の日」に祝ってもらうことに抵抗があるかを聞いたところ、「抵抗がある(「抵抗がある」と「やや抵抗がある」の合計値)」と答えた人は29.7%と約3割りの結果に。
また、「どちらともいえない」が30.7%、「抵抗はない(「あまり抵抗はない」と「抵抗はない」の合計値)」が39.6%であったとのことだ。
なお、性年代別では、「女性65~69歳」で「抵抗がある(「抵抗がある」と「やや抵抗がある」の合計値)」(40.7%)人は全体と比べ10ポイント以上高い結果に。
「敬老の日」を祝ってもらうことに抵抗がある理由は「年寄り扱いされているように感じるから」
「敬老の日」を祝ってもらうことに「抵抗がある」と回答した人に対し、抵抗がある理由を聞いたところ、「年寄り扱いされているように感じるから」(48.5%)が、半数近く最も高い結果に。
性年代別では、「男性65~69歳」で「自分は祝ってもらう対象の年齢ではないから」(54.2%)が全体(27.9%)と比べ20ポイント以上高かったとのことだ。
約7割が昨年の「敬老の日」を「誰からも祝ってもらっていない」と回答
回答者全員に対し、昨年の「敬老の日」を誰に祝ってもらったかを聞いたところ、約7割(67.1%)が「誰からも祝ってもらっていない」と回答、誰かから祝ってもらった人は合計で32.9%に。
また、祝ってもらった相手としては、「娘」(14.2%)が最も高かったとしている。
性年代別でみると、「男性65~69歳」と「女性65~69歳」では、昨年に誰かから祝ってもらった人の合計は約2割(「男性65~69歳」:21.6%、「女性65~69歳」:20.9%)。
一方で、「男性75~79歳」と「女性75~79歳」では、誰かから祝ってもらった人の合計が約5割(それぞれ52.3%、47.2%)を占めたという。
昨年の「敬老の日」にもらった・してもらったものは「お菓子」が最も高い
昨年の「敬老の日」にお祝いしてもらったと回答した人に対し、何をもらった・してもらったかを聞いたところ、「お菓子」(26.7%)が最も高く、次いで「お酒」(18.5%)、「お祝いのメール・SNSメッセージ」(17.3%)の順で高い結果に。
性年代別でみると、「男性65~69歳」で「外食」が27.0%で全体(15.8%)と比べ10ポイント以上高く、「男性70~74歳」と「男性75~79歳」では「お酒」をもらった人が3割(それぞれ29.4%、31.9%)と全体(18.5%)と比べ10ポイント以上高い結果となったとのことだ。
今年の「敬老の日」を「祝ってもらいたい相手はいない」人が約7割
回答者全員に対し、今年の「敬老の日」を祝ってもらいたい相手を聞いたところ、66.5%が「祝ってもらいたい人はいない」と回答。
祝ってもらいたい相手で最も多かったのは、「娘」(14.9%)。次いで、「息子」(13.6%)、「孫」(13.0%)の順で高い結果になった。
性年代別でみると、「女性65~69歳」では「祝ってもらいたい人はいない」という回答が約8割(78.6%)を占め、全体と比べ10ポイント以上高く、また、「男性75~79歳」では祝ってもらいたい相手として「町内会等の自治体」が15.9%と全体(5.4%)と比べ10ポイント以上高かったという。
今年の「敬老の日」に欲しい・してほしいものは「特にない」が半数以上
回答者全員に対し、今年の「敬老の日」に何をもらいたいか・してもらいたいかを聞いたところ、「特にない」(58.1%)という回答が6割近くとなった。
次いで「外食」(9.3%)、「お祝いのメール・SNSメッセージ」(9.2%)、「お菓子」(8.5%)、「お酒」(7.1%)が続いた。
性年代別でみると、「男性75~79歳」では「お酒」が18.9%と全体(7.1%)と比べ10ポイント以上高かった。また、「女性75~79歳」では「お祝いのメール・SNSメッセージ」(15.3%)、「お花」(14.7%)が全体(それぞれ9.2%、6.1%)と比べ5ポイント以上高い結果に。
心に残っている「敬老の日」のエピソードは、「孫からのメッセージカードが嬉しかった」、「母親のお祝いをしたことを思い出す」など
回答者全員に対し、心に残っている「敬老の日」のエピソードを自由回答で聞いたところ、「孫からのメッセージカードが嬉しかった」という回答や「姉家族たちと母親にお祝いの会を開いたことが思い出される」といった意見が多く集まったという。