博報堂が、未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究し、開発し、社会実験していく場「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」(略称、UoC)TOKYO Campusを開港したことを発表した。本日よりWEBサイトにて、会員登録とセッション申込み受付が開始される。
UNIVERSITY of CREATIVITYは、社会でAI、IoT、ビッグデータが急速に普及する現在に、創造性を人類最大の資本として捉え直し、新しい文明の地図を描くための「クリエイティビティの港」となることを目指すもの。文理芸や産官学の壁を超えて多様なクリエイティビティの研究と実験の掛け算を生み出すことで、世界の課題解決や新しい感動の源泉発掘につなげたいと考えているという。
赤坂駅上にあるTOKYO Campusは、創造性を刺激するゾーンで分けられており、世代や専門性を超えて対話を行う「マンダラ」、人類30万年の美意識や文明の進化を研究する「創造性全史」、創造力の森羅万象を感じる本を数千冊所蔵する「フォレスト」、五感を刺激する食文化のソーシャルワークショップを行う「Tomorrow Kitchen」などで構成されている。会員登録および事前予約を行なうことで、同キャンパスに自由に来訪することが可能となる。
また、UoCでは、専門性の高い研究員やデザイナーや文化人が、「AIと共創する創造力」「サステナビリティを生む創造力」「ポストコロナソサエティを生む創造力」など10の分野(Creative Fields)に分かれて個別研究も実施。
それぞれの研究領域において、社会への問いを創造的に書き直し(Mandala)、専門家が研究やデザイン企画を発酵させ(Ferment)、社会実装へとプロトタイプ(Play)していくことで、UoCオリジナルの知行合一の循環(Bodaiju)を生み出していくという、
なお、UoCの理念は「We are ALL born Creative. すべてのニンゲンは生まれながらにして創造的である」とのこと。年齢や職業を問わずすべてのひとに開かれた創発プラットフォームしていきたいとしている。