ヤマハは、ゴルフクラブ開発のための新施設「ゴルフ R&D センター」を同社天竜工場内に開設した。
ゴルフ R&D センターは、ゴルフクラブの開発に必要な試作室、屋内テストレンジ、実打音録音スペース、耐久試験室、精密測定室などの充実した設備に、これまで分散していた開発技術者や契約プロゴルファーのサポートメンバーを一堂に集めたヤマハゴルフの新しい価値を創造するための研究・開発施設。
5月から稼働しているというが、今回次期モデルの開発立ち上げとともに、全ての設備の本格的運用が始まったとのこと。
屋内テストレンジは、奥行き30m・高さ10mの広さを誇り、天候に左右されず常にベストコンディションで実打評価を行うことができるという。
最新鋭の測定器に加えスイングロボットを常設しており、クラブの性能を正確に測定することが可能。
試作室では、テストレンジに隣接して設置しており、ゴルフクラブの実打テストを行いながら、すぐにその場であらゆる調整が可能になり、より迅速な製品開発を実現。
また精密測定室にはゴルフクラブの寸法や角度、肉厚などの専用測定器が多数設置されており、性能向上に向けた評価を行っているとのことだ。
同社は、今後、この新しい研究・開発施設を最大限に活用し、独自技術に磨きをかけた製品の開発を通じて、ユーザーに喜びや感動を提供できるよう努めるとしている。