三井物産、パナソニック、凸版印刷、博報堂、JR西日本は、万博記念公園マネジメント・パートナーズ(以下、BMP)と共に、万博記念公園にて、自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービスの実証試験を共同で実施すると発表した。

国内外で走行実績のある小型自動運転EVに、パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載。

透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや多言語対応型アバターによるガイダンス映像を折り重ねて見ながら移動することで、楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーション+エンターテイメント)を新たな移動体験型サービスとして提供するという。

同実証実験は、今年50周年となる1970年万博の開催期間に合わせ、2020年9月の実施予定であったが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期を決定していた。

その後の検討結果により、10月23日より実施することで合意・決定し、1970年万博の終了翌日である9月14日、正式発表の運びとなったとしている。

同実証により、1970年万博や万博記念公園の持つ魅力や潜在価値を引き出し、万博記念公園の更なる活性化の実現可能性を検証。同サービスの実装を目指すとのことだ。また、2025年大阪・関西万博の機運醸成に寄与することも目指しているという。

実証期間は、2020年10月23日から11月16日の期間中である金、土、日、月の計16日。

走行ルートは以下。

  • パビリオンルート
    1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、そして2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティ
  • 日本庭園ルート
    公園内の日本庭園を題材とし、多言語対応型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで楽しく学べるエデュテイメントモビリティ

乗車方法は、実施各日に同日分の整理券を配布予定とし、詳細は10月5日に万博記念公園の公式ホームページ内に掲載するとのことだ。

なお、内容や予定は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響等により、今後も予告なく変更・見直しとなる可能性があるとしている。