アミューズは、同社所属アーティストや関係者への誹謗中傷、デマ情報、憶測記事、なりすまし等について、同社の考え方を示した。
昨今、同社所属アーティストやその関係者(アーティストの家族、親族や同社従業員であるマネージャー、関係スタッフを含み)への度を超えた誹謗中傷、デマ情報の拡散、過度な憶測記事の掲載、私生活への介入を伴う取材行為、アーティスト等になりすます行為が、インターネット上のニュース記事、Twitter、Instagram、YouTubeなどで多く見られているという。
上記行為を具体的に例示したものは以下。
- アーティスト等について、「・・・という情報がある」「・・・との声がある」「・・・らしい」「・・・ではないかと言われている」という、裏付けのない事実が存在するかのような前提に基づいてアーティスト等を論評し、流布・拡散
- アーティスト等の私生活場面を無断で撮影して記事に掲載する
- アーティスト等にSNS上で直接、傷つける言葉を使って非難・攻撃する
- アーティスト等の特定の言動を取り上げて、それをあげつらい、思想信条や性格の問題に結び付けて非難する
- ネット上でアーティスト等になりすまし、根も葉もないことを話す
同社は、自由闊達な意見の交換や表現行為を尊重する一方、上記行為に対しては、名誉毀損、侮辱、威力業務妨害、ストーカー行為、プライバシー権侵害、パブリシティ権侵害等の観点から警視庁、所轄の警察署その他の関係機関や外部専門家等と密に連絡を取り、必要な対応を行ってきた。
しかし、こうした権利侵害行為や迷惑行為が後を絶たないという。
同社にとっては、ファンが大切であるのと同時にアーティストやその親族を含む関係者、そして同社従業員が大切であるとし、彼ら/彼女らの健康、生活の平穏、そして幸せを守る義務があるとしている。
また、アミューズは、アーティストらの気持ちを理解し、寄り添う存在であることが、ファンに素晴らしいエンターテインメントを届けることにつながる道であるという考えを示した。
同社は、アーティスト等を守るために、上記行為に対しては法的措置を含む対抗策をこれまで以上に毅然と講じるとし、特にネット上の誹謗中傷等に対しては、発信者情報開示請求(情報発信者の住所・氏名・登録された電話番号等の開示をプロバイダに求める手続)も活用するという。