NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、社員証をスマートフォンのアプリとしてデジタル化し、スマートフォンによる入退室を可能にするデジタル社員証「Smart Me ™」の提供を開始すると発表した。
専用リーダーの前に手をかざすことで、瞬時にリーダーが起動し、アプリがインストールされた社員のスマートフォンと通信して認証するという。
同サービスは、このタッチレスの入退室管理機能の提供から始め、今後は社員証を中心として、オフィスの混雑状況を可視化する機能やオンライン名刺交換機能などさまざまな機能を追加していくほか、NTT Comのワークスタイル変革ソリューションなどとの連携を予定。
Smart Meの特徴は以下。
手をかざすだけで入退室可能
同サービスに対応した入退室・入退館システムとセットで導入することで、タッチレスで扉やゲートを開けることができる
専用リーダーの前に手をかざすことで、瞬時にリーダーが起動し、同サービスのアプリがインストールされた社員のスマートフォンと通信して認証する。スマートフォンは、鞄やポケットの中に入れたままでも問題ないとのことだ。
物理カードではない、アプリならではのさまざまなメリット
ICカードの発行や廃止などの運用にかかる、手間やコストを減らすことができる。
また、オフィスへの来訪者についても、アプリをダウンロードしてもらうことで、来館証が自動でアプリに登録され、手をかざすだけで入館できる。
さらに、社員のオフィス内における居場所が分かる機能も追加する予定であるとしている。
今後の展開として、同サービスには、ICカードとは異なる、アプリならではの拡張性を生かし、ニューノーマルのビジネス環境で必要とされる機能を拡充させていくという。
追加予定の機能は、“3密” の回避にも活用可能な、社員のオフィス内での居場所が分かる機能やリモートでの会議の際にプロフィール情報を送ることができるオンライン名刺交換機能など。
NTT Comは、社員証をアプリにすることでこれらの課題を解決し、さらにアプリの拡張性を生かしたオフィスにおけるあらゆるシーンをデジタル化に向け、ワークスタイルのDXによる「Smart Workstyle」を実現していくとしている。