日本環境保健機構及びイオタは、「借り上げ福祉避難所(宿泊施設避難所)推進プログラム及び推進施設認証」を開始した。

借り上げ福祉避難所推進プログラムでは、まず初めに、どのように宿泊施設避難所として開設し、運用していくかをオンライン上で、主に知識スキルを習得するという。

そのうえで、実際にオンライン受講した旅館・ホテル等の客室を借り上げ、一時的な避難所として、被災者に無料提供を行うために、その事前対策として、地元民の高齢者など災害時要配慮者を借り上げ型福祉避難者としてみなし、宿泊及び防災訓練を提供する形で、実動スキルを習得する。

一方、借り上げ福祉避難所推進プログラムを受講したホテルや旅館など宿泊施設には「借り上げ福祉避難所推進施設」認証が付与されるとのことだ。

今回、各宿泊施設が『災害時の福祉避難所』として専門的に運営していくためのノウハウを習得し、災害時の福祉避難所として一律・同じような考え方で、誰もが開設及び運営できるようなスキルを習得できるよう今回のプログラム開設に至ったとしている。

今後も、認証施設に対しては3年に一度の研修を受けることで防災意識及び災害避難所として運営できる技術を維持できる体制づくりを促していく方針を示している。