国立高等専門学校機構仙台高等専門学校 (以下、仙台高専) とKDDIは、5G/IoTなど先端技術を活用した遠隔教育やプログラミング教育などを通じて、地域を担うイノベーション人財の育成を目指す包括的連携協定を締結したと発表した。

両者はKDDIが有する5GやIoTなど先端技術を活用した教育プラットフォームの整備や、地方創生における共創パートナー企業の知見を活用した起業マインドの醸成などを通じて、地域産業を担うイノベーションの創出やデジタルトランスフォーメーション (DX) の推進をリードする人財の育成を目指す。

同協定の内容は以下のとおりとなっている。

  • 5G環境の構築および教育機関や企業などを繋いだ5G遠隔教育に関する共同研究の実施
  • ビジネスコンテストなどのイベント体験や起業家講演などを通じた起業マインド醸成のための教育の推進
  • 地域の未来を支えるイノベーション人財の育成を目指した、小学生向けのプログラミング教育機会の拡大
  • 5GやIoT、ドローンなどを活用した地域課題の解決についての共同研究の実施

KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定している。

今回の取り組みは、「暮らしをつなぐ~地方・都市の持続的発展~、~次世代の育成~」に該当するという。

今後は、人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していくとのことだ。