Hondaは、未来志向の新型電気自動車「Honda e」を10月30日に発売すると発表した。

これに先立ち、Honda eによって実現する未来の生活を想像できるプロジェクト「”with”ProjectHonda e」を8月27日より開始するという。

Honda eは、後輪駆動のEV専用プラットフォームを採用した都市型コミューター。街中での短距離移動が想定された、4人乗りの小型車となっており、シンプルかつモダンなデザインが特徴。

コンパクトなボディーや、EV走行距離250km以上(WLCモードでの数値)、30分で80%充電できる急速充電といった性能は街乗りとの相性が良く、都市型ライフスタイルとクルマをシームレスにつなげるとのことだ。

価格は、ベースグレード「Honda e」が451万円(税込)、上級グレードの「Honda e Advance」が495万円(税込)とし、年間の販売計画台数は1000台としている。

車内空間は、ここちよいリビング空間をイメージして作られたという。ディスプレイはリビングにあるローボードにある上のモニターのように、水平基調のデザインになっている。シートは座り心地の良いソファのようなデザインとしている。

また、「OK, Honda」と呼び掛けると反応するHonda パーソナルアシスタントやWi-Fi・コネクター設備を備え、快適性と利便性を両立しているとのことだ。

Honda eは、ボタン一つ駐車を支援する機能「Honda パーキングパイロット」をホンダ車として、初めて搭載している。同機能では白線のある並列駐車、縦列駐車、斜め駐車ができるという。また、白線のない場所で車と車の間に並列と縦列で駐車することも可能だという。

“with” Project Honda eは、新型電気自動車Honda eが、シームレスな生活のパートナーとして、人とクルマと社会がつながる少し先の未来を想像できるプロジェクト。

同プロジェクトでは、災害時の安心安全に備える「もしものときもwithHonda e」、Honda eと若者がデザインでつながる「未来のクリエーターwithHonda e」、ローカルで新しい働き方を”試住”体験する「自分らしい働き方withHonda e」、知らなかった地元の魅力に初めて巡り合う「はじめての地元with Honda e」の4つのプログラムを展開していくという。

もしものときもwithHondaでは、「突然の災害時、少しでも日常と変わらず過ごせることを」をテーマに、エネルギーを有効に活用するHondaの高効率電動化技術「Honda e:TECHNOLOGY」の考えの下、Hondaを活用した車中での避難生活の紹介や、Hondaが持つ防災グッズ等の展示を8月28日〜8月30日にHondaウエルカムプラザ青山で開催するという

未来のクリエーターwithHonda eは、デザイン、アート、建築、文学、ファッションなどライフタイル全般を幅広く紹介する雑誌「Pen(ペン)」と共同で、アートを通じて、これからの未来を担う若者と共に人と社会とクルマがつながる未来Hondaeのある未来を考えるプロジェクト。

美術を学ぶ大学生・大学院生・専門学校生を対象に「『Honda』がある未来の風景」をテーマに作品を募集。学生は8月29日〜9月13日に代官山T-SITE GARDEN GALLERYで開催される体感イベント「Honda eとつながるWeek」で「Honda e」を体験し、作品を制作。

優れた作品は「Pen」本誌「Pen Online」特設ページ、Hondaの特設サイトにて紹介されるとのことだ。

自分らしい働き方withHonda eは、都心にオフィスを構える企業も在宅勤務やコワーキングを推奨し、オフィス面積縮小などの動きが出てきていることから、
11月から12月(予定)に、鎌倉市への移住を検討している対象者にHonda eと住まいを貸し出し、クルマが移動手段という枠を超え、新しい働き方とシームレスにつながる体験をしてもらうプロジェクトとなっている。

はじめての地元with Honda eは、自宅から30分〜1時間で行ける範囲の地域内観光に出掛け、今まで知らなかった地域の魅力を再発見する「マイクロツーリズム」が注目を集めているなか、11月から12月(予定)に、アートの街として知られる金沢市や周辺スポットを舞台に、地元の人にHonda eを無料で貸し出し、地元の魅力を再発見してもらうプロジェクト。