Offisisは、弁当の注文と注文した弁当の受け取りを誰かに頼む機能を実装することにより、配送料や飲食店手数料の大幅減を実現したオフィス弁当ソーシャルデリバリーサービス「JOY弁(ジョイ弁)」の提供を開始すると発表した。

JOY弁は、弁当の注文と、注文した弁当の受け取りを誰かにお願いできるアプリサービス。

アプリ上でコミュニティ内(友人、家族、同僚等)のメンバーが注文した弁当を、代表者が自分の分を取りに行く「ついで」に仲間の分も「まとめて」受け取りに行く仕組み(=おつかい型配送)。

代表者は、受け取りに行くことで注文金額合計の10%のポイントが付与され、次回弁当注文時の支払いに充当できるという。

欧米では、「ソーシャルデリバリー」という消費者同士が他の用事で移動するついでに物を届け合うデリバリーモデルが普及している。特にドイツでは、大手ECサイト運営会社 Zalando(ザランド)社が、「ついで配送」「まとめ受取」型のデリバリー実施により効率的な配送網構築を進めている。

また日本においても、オフィスワーカー同士で同僚の弁当もついでに届けるという、ソーシャルデリバリーに似た行為が日常的に見られることから、ソーシャルデリバリーが日本国内で展開された時には新たなデリバリーモデルとして普及していく可能性がある。

そのような中、同社は、フードデリバリーサービスにおける課題を解決するために、ソーシャルデリバリーモデルを活用した新たな仕組みの開発に取り組んできた。

そして今回、友人・家族・同僚など信頼関係を構築できているコミュニティ向けに、社員の「ついで受取」で配送料や飲食店手数料が大幅減となるJOY弁の提供を開始するに至ったとのことだ。