ビズリーチが運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、海外留学生のキャリア選択を支援するため、現在開校している国内39の大学に「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」を追加すると発表した。
ビズリーチ・キャンパスは、OB/OG訪問を通じて、大学生のキャリア選択を支援するサービス。これまでオンラインOB/OG訪問機能を利用できたのは国内39大学の学生のみだったが、同コンテンツの提供によって海外留学生もオンラインOB/OG訪問機能を利用できるようになるという。
主な特徴としては、学年を問わず利用できること、またオンラインOB/OG訪問機能によって移動時間も不要になることから、海外留学生が学年や時期を問わず、学業と両立しながら効率的にOB/OG訪問することを可能にするという。
さらに、日本で活躍する社会人にオンラインOB/OG訪問の依頼ができるという。そのため海外留学生は、これまでなかなか出会えなかった企業の社会人にOB/OG訪問をすることが可能になる。なお今後、1対1のOB/OG訪問だけではなく、海外留学生向けのキャリアセミナーやインターンシップに参加できる機能なども提供予定としている。
加えて、OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信は学生に限定している。さらに安心して利用できるよう、ビズリーチ・キャンパス運営事務局が、サービス内のメッセージ等を24時間有人監視しているとのことだ。
海外留学生がキャリア選択に向けた情報収集をするうえでは、以下の点が課題となっている。
- 一般的に海外の大学の学期と日本の就職活動でスケジュールが異なり、学業との両立が難しい
- 日本に帰国するための費用や時間の負担が大きい
- 日本での就職について相談できる社会人が少ない
これらにより海外留学生は、国内学生と比べてキャリア選択のための十分な情報収集ができないまま就職先を決めなければならない環境に置かれているという。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外と日本の往来制限やキャリアセミナーの規模縮小などが発生しており、リアリティーのある情報を得られる場がさらに限られている。
そこで同社では、OB/OG訪問の依頼から訪問までをサービス内で完結できるビズリーチ・キャンパスのオンラインOB/OG訪問機能を活用し、海外留学生のキャリア選択を支援するためビズリーチ・キャンパス for 海外大生を開始するに至ったとのことだ。
開始当初はアメリカとカナダのすべての大学・大学院に通う海外留学生を対象とし、今後、登録できる学生の対象エリアを拡大するとしている。